飛鳥時代に都が置かれていた奈良県明日香村は、人気の観光スポットです。
石舞台古墳・飛鳥寺・橘寺・高松塚古墳・キトラ古墳に甘樫丘…有名な観光スポットを上げるとキリがないほどです。
その分、明日香村内に観光スポットが点在し、初めて訪れる方には、少々わかりずらい部分もあるかと思います。
しかしまた、明日香村には、無料で観光できる優秀なスポットがたくさんあります!
そこで今回は、高松塚古墳・飛鳥寺・石舞台古墳の人気観光エリアから、徒歩10分以内で行ける無料観光スポットに絞って、ご紹介していきたいと思います。
※徒歩でかかる時間は、プランを立てやすいように、少しゆったりめに表示しています。
※この記事は、百科事典タイプの記事として作成しています。必要なページ・興味のあるページを選んで、ご覧ください<(_ _)>
- 高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選①国営飛鳥歴史公園館
- 高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選②高松塚古墳
- 高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選③中尾山古墳
- 高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選④鬼の雪隠・俎
- 高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選⑤天武・持統天皇陵
- 石舞台古墳エリア周辺無料観光スポット2選①犬養万葉記念館
- 石舞台古墳エリア周辺無料観光スポット2選②都塚古墳
- 飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選①万葉文化館
- 飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選②酒船石
- 飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選③飛鳥坐神社
- 飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選④明日香村埋蔵文化展示室
- 飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選⑤水落遺跡
- まとめ
高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選①国営飛鳥歴史公園館
まず、高松塚古墳エリアの起点とも言える「国営飛鳥歴史公園館」です。
「国営飛鳥歴史公園館」は、こんな方におすすめします!
・自分が行きたい場所の位置を確認したい人☟
ジオラマがあるので、平面の地図以上に分かりやすいです。
明日香村の全体像や地形も、頭に入ります。
・パンフレット、地図や資料を入手したい人☟
入り口入ったところに、たくさん置かれています。
・観光について聞きたいことがある人。
受付の方に直接、質問できます。
・ちょっとだけ、休憩したい人。
館内に、座れる場所があります。
明日香村の観光の始めに訪れるもよし、小休止に訪れるもよし…です。
こういう施設を上手く使えるかどうかで、観光プランが上手くいくとも思います。
どこにでもあるさ…と思っているパンフレットや地図が、意外となかなか入手できないことも旅先ではありがちで、全部回ってから、パンフレットを見て「ここに行っておけばよかった…」っていうこともありますから…(・・;)
明日香村内には、高松塚周辺地区・石舞台地区・キトラ古墳周辺地区・甘樫丘地区・祝戸地区の5つのエリアの国営歴史公園があり、「国営飛鳥歴史公園館」は、それらを統括・紹介する施設です。
入館時間 9時半~17時(但し12月~2月は16時半まで)
休館日 12月29日~1月3日
尚、館外にトイレ・自販機・座るスペース有り。
それでは、この「国営飛鳥歴史公園館」を起点に、徒歩10分圏内の無料観光スポットをご紹介します。
高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選②高松塚古墳
このエリアでの、メインスポット。
飛鳥歴史公園館から徒歩7分で到着します。
高松塚古墳は極彩色の壁画で有名で、多くの方は、隣接の「高松塚壁画館」(有料)の壁画や石槨のレプリカ(壁画の劣化が問題となり、現在石室は解体され修復作業中)がお目当てだと思います。
でも、実際の古墳の様子も見てみたいですよね。
高松塚古墳は、発掘調査の成果を元に、復元されています。
高松塚古墳の被葬者を巡っては、未だに論争が尽きません。
でも写真で見るより、壁画のレプリカを見るより、何より現地に立つこと、その場で感じることは大事だと思います。
なぜ、極彩色の壁画が描かれた古墳が、この位置に建てられたのか…
いろんなイメージが湧いてくると思います。
飛鳥時代の歴史に興味のある人はぜひ、この前に立ってみてください!
飛鳥歴史公園館から徒歩7分…とは言え、
上のマップをご覧いただいても分かるように、アップダウンがあるので、実際の距離に対してけっこう歩いた感があります。
ですが、エリア内は歴史公園として整備されている(自動車・バイク・自転車は入れません)ので、歩きやすいです。
散策にもおすすめです。
逆に言うと、駐車場やバス停からも、7分程度は歩かないと、高松塚古墳や壁画館には着かないということになります。
もし、壁画館の閉館時間まで残りわずか…という状況で、急ぎ足で行くには、ちょっと辛い距離になりますので、ご注意くださいね。
高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選③中尾山古墳
飛鳥歴史公園館から徒歩5分ほどで、高松塚周辺地区エリア内にあるもう一基の古墳にたどり着けます。
この中尾山古墳は、歴史好きの方には、外せないスポットだと思います。
なぜなら…
「中尾山古墳」は、文武天皇(683年~707年・持統天皇の孫、元明天皇の息子)陵の可能性が高いと言われています。
その理由は…
・天皇もしくはその近親者が被葬されると言われる『八角墳』であること
・年代が合うこと
・石槨内部には朱彩が施されていること
・火葬による骨蔵器を収めるタイプの古墳であること
なのですが…
これよりもう少し南に、宮内庁により治定されている「文武天皇陵」があるため、こちらは「史跡」扱いになっています。
では「文武天皇陵」の方には、いったい誰が眠っているのでしょう?
この中尾山古墳の北には、天武・持統天皇陵や欽明天皇陵があり、南側には、高松塚古墳に、現状での文武天皇陵、さらに南には、四神図などの壁画で有名なキトラ古墳があります。
そういう地理的要素を踏まえつつ、被葬者について考えを巡らすには、やはりこの地に立つのが、一番だと思います。
天皇の火葬については、持統天皇が始めだと言われています。
そう言えば、持統天皇以前の時代の古墳には石棺がありましたが、この中尾山古墳は、火葬骨を納めるタイプなので、それまでの時代と比べて、石室がコンパクトになっています。
歴史好きの方は、そういう視点で、この中尾山古墳を見てみるのもおすすめです。
飛鳥歴史公園館から徒歩5分ほどですが、中尾山古墳側の丘陵は、かなり傾斜がキツイです。
地図で見て近そうに見えても、思ったより体力を使うので気をつけてください。
でも、辿り着くと「王者の墓は、見晴らしのいいところに作るんだろうな」と、妙に納得でき、やっぱりこっちが、本物の文武天皇陵じゃないのかと思えてきます(^ ^)
ちなみに、②高松塚古墳から③中尾山古墳までも、徒歩7分ほどですが、やはり中尾山古墳側の丘陵の傾斜がありますので、見た目よりは歩き甲斐があります。
尚、経路の途中にトイレと自販機が有ります。
このように、飛鳥歴史公園館~高松塚古墳~中尾山古墳~飛鳥歴史公園館ルートを行くには、徒歩しか手段がなく、アップダウンが多いため距離のわりに、移動だけでも15分強はかかるので、観光プランを考える時は考慮に入れてくださいね。
高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選④鬼の雪隠・俎
飛鳥歴史公園館から、歩き甲斐のある傾斜を登ること徒歩9分…でたどり着けるこのスポットは、飛鳥謎の石造物シリーズ⁉に興味のある方におすすめです!
明日香村には、謎の石造物がたくさん点在していて、それらを見て回るのも、かなり楽しいです。
とは言え、このスポットの石造物は、
古墳に納められるべき石棺がバラバラになったものではないかと考えられています。
こちらは「鬼の雪隠(せっちん)」です。
が、実は石棺の蓋石では?と言われています。
ちなみに、反対側から見ると、こんな感じです☟
確かに、人間が一人入れそうな大きさです。
そう言われるとそんな気がしてきます。
そして、こちらが「鬼の俎(まないた)」です。
実は、石棺の床石ではないかと言われています。
確かに、ぺったんこの巨石なので、石棺の蓋と言われると蓋です(;^ω^)
そう言う観点からいくと、2つ合わせて、石棺です。
古墳制作中に落石したのか、あるいは墓が暴かれたのか…その辺りはミステリーです。
現地に行って、俎と雪隠の位置関係を確認してください。
いっぱい想像が広がって、楽しいです♪
そして「鬼の俎・雪隠」のネーミングの方の由来は、鬼が旅人を捕まえて俎の上で料理し、雪隠(トイレ)で用を足した、という言い伝えによります。
なんだか「まんが日本昔ばなし」に出てきそうなお話ですね~。
この話も、この石造物を現地で見ると「なるほど」と納得できます。
昔の人の想像力に脱帽です。
尚、鬼の俎の方は、丘陵の竹藪の中にあるので、ちょっと分かりにくいです。
この階段が、目印です☟
この一帯は、欽明天皇陵と天武・持統天皇陵になっています。
やはり、王者のお墓は高いところにあるのですね。
高松塚古墳エリア周辺無料観光スポット5選⑤天武・持統天皇陵
飛鳥歴史公園館から、坂道を登って徒歩10分。
かなりの見晴らしのいいところに、歴史好きの方におすすめの「天武・持統天皇陵」があります。
皮肉にも、鎌倉時代の盗掘の記録によって、治定通りの「天武・持統天皇陵」であることがほぼ間違いないとされている、珍しい天皇陵です。
王者の印である八角墳の形状をしています。
まだ中央集権が確立していなかった激動の飛鳥時代に、法律を作ったり、恒久的な都を造ったり、歴史書を作ったり…
と、さまざまな業績がある、スーパーご夫妻です!
本当に、この場所に天武・持統天皇が眠っておられると思うと、感慨もひとしおで、遠い昔の飛鳥時代を偲ぶことができます。
そして、こちらが「天武・持統天皇陵」の全体像です☟
やはり、王者の高台にあるので、徒歩10分が長い!
近く見えますが、ずっと登りです。
しかも、天皇陵正面の坂は、こんな感じです☟
ずいぶん、登り甲斐があります(;'∀')
尚、鬼の俎・雪隠まできたから、天武・持統天皇陵にも頑張って行ってみよう!と思う方には、こちらのルートがおすすめです☟
鬼の俎・雪隠~天武・持統天皇陵間は、徒歩で4分です。
帰りのルートを天武・持統天皇陵~飛鳥歴史公園館に向いていくと下りなので、徒歩8分ほどです。
つまり、飛鳥歴史公園館~鬼の俎・雪隠~天武・持統天皇陵~飛鳥歴史公園館ルートは移動だけで、約20分かかります。
ですが、謎の石造物が間近で見れて、天武・持統天皇陵であることが確実な天皇陵なのですから、超おすすめスポットであることは間違いありません(^ ^)
石舞台古墳エリア周辺無料観光スポット2選①犬養万葉記念館
さて次は、石舞台古墳エリア周辺に移ります。
明日香村といえば、この石舞台古墳を思い浮かべる方も多いはずです。
有名なだけに、こちらは有料です。
ここを起点にして、無料観光スポットをご紹介します。
最初は「犬養万葉記念館」です。
万葉集をこよなく愛した、犬養孝氏を顕彰して建てられた施設です。
石舞台古墳からは、徒歩8分で移動できます。
令和になって注目の、万葉集に興味のある方にはおすすめです。
書籍などの、万葉集に関する資料がたくさん置かれていて、自由に閲覧できます。
施設の方からも「万葉集が好き!」という気持ちが伝わってきます。
いろんな質問に答えてくださいますよ!
また、万葉集にそれほど興味のない方にも、おすすめポイントがあります。
こちらの施設の方は、大変親切に接客してくださり気持ちよく見学できます。
また入口には、無料のお茶サービスも置かれています。
建物もキレイで居心地がよく、トイレも、とてもキレイです。
そして有料ですが「つばいちカフェ」があり、万葉集の世界に包まれながら、ゆったりした時間を過ごすことができます。
入館時間 10時から17時
休館日 水曜日(祝祭日と重なる場合は翌日)・年末年始
おまけ情報ですが、無料駐車場が有り、10台駐車可能です。
比較的平坦な道ですが、狭い車道もありますので、車に気をつけてください。
石舞台古墳エリア周辺無料観光スポット2選②都塚古墳
今度は、石舞台古墳から南に向かいます。
徒歩9分で到着するのは、蘇我馬子の父である蘇我稲目の墓ではないか?と言われている「都塚古墳」です。
古墳好きの方の心をくすぐる「都塚古墳」。
なぜなら、扉越しではありますが、石室が覗けます。
夏場でしたから、でっかい蜘蛛の巣が怖かったですけど(・・;)
それでも、中の広さはよくわかりました。
また、日本でもピラミッド型の墳墓が!と、話題になったことも。
とは言え、ピラミッド型がどうかを確かめるには、夏場は草が生い茂っているので、全体像がよくわかりません。
冬場の方が、全体の形はわかりやすいかもしれないですね(;^ω^)
石舞台古墳が蘇我馬子の墓、そしてこの都塚古墳が蘇我稲目の墓と言われていますが…
やはりこの辺りが、蘇我稲目・馬子時代の蘇我氏の勢力圏だったのでしょう。
この辺りは、平地ではなく山あいになります。
彼らの時代は、政権がまだ安定していなかったので、守りやすい土地が必要だったのかな…とか、いろいろ考えさせられます。
石舞台古墳~都塚古墳は、徒歩9分です。
けっこう、アップダウンあります。
徒歩の場合は、車道が狭いところがあるので、車に注意してください。
飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選①万葉文化館
最後に、飛鳥寺周辺の無料観光スポットをご紹介します。
飛鳥寺は、我が国最古の寺であり、ご本尊の飛鳥大仏が有名なお寺でもあります。
飛鳥寺も、拝観料要です。
ここを起点に、ご紹介していきます。
まずは、飛鳥寺から徒歩3分で行ける、超おすすめ無料スポットです!
それは…令和の元号制定と共に、人気を博している「万葉文化館」。
おすすめポイントは…
・とても入館無料とは思えない豪華な建物☝
・カフェ・図書館・ミュージアムショップ有ります。
・無料で入れる常設展示も充実☟
さらに!
・建物を繋ぐ通路の下に「飛鳥池工房遺跡」が再現されている。
・庭園内にも、工房の「井戸跡」なども復原されている。
・おまけに、100台停めれる駐車場が無料!
…という太っ腹ぶりです。
この「万葉文化館」は、観光プランに組み入れて、ぜひ上手に活用してみてください。
飛鳥寺からは、万葉文化館庭園側から入ると近い上に「井戸跡」などを見ながら歩けるのでおすすめです。
庭園側の入り口は、分かりにくいので気をつけてください☟
入館時間 10時から17時(閉館は17時半)
休館日 毎月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・展示替日
飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選②酒船石
またまた、明日香村の謎の石造物シリーズです。
飛鳥寺からは徒歩5分ですが、ちょっと山登りも含まれますので、ちょろいと思って歩くと辛いかも…です。
万葉文化館を出て、すぐ南側の丘陵を登ったところの竹藪のそばに「酒船石」と呼ばれる巨大な石造物が置かれています。
酒の醸造に使われた、油を搾るのに使われた、薬の調合あるいは、祭祀に関わる導水施設に庭園の施設…など、様々な説が挙げられていますが、未だ、謎のままです。
こんな高いところに、こんな大きな石をどうやって運んだのか…?
ミステリー要素がたくさんあるので、石造物マニアなら、ぜひとも訪れたいところですね!
現地に立つと、とても軽い気持ちで運べる高さではないことがわかるので、目的を持った誰か(おそらく権力者)の確固たる意志を感じることができます。
距離は短いですが、Bの地点からは、丘陵を登るので、見た目よりは歩き甲斐があります。
途中に「亀形石造物」がありますが、そちらは有料になっています。
飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選③飛鳥坐神社
飛鳥寺から徒歩3分で到着する「飛鳥坐(あすかにいます)神社」。
飛鳥時代には、天武天皇の病気平癒祈願をするなど、当時はかなりの権勢を誇った神社です。
鎌倉時代以降は衰えましたが、江戸時代に植村家が高取藩主に封じられると、飛鳥坐(あすかにいます)神社が、高取城の鬼門に当たることから、特に深く信仰されました。
この飛鳥坐神社、実は、謎の石造物や陰陽石マニアの方におすすめのスポットでもあるのです。
現在は、夫婦和合のお祭りで知られる、二月に行われる「おんだ祭」で有名です。
つまり…
境内には、こんな感じの陰陽石が、 多数祀られています。
子孫繫栄や家内安全などの信仰が、古くから伝承されているのでしょう。
謎の石造物マニア?の方には、外せないスポットですね(;^ω^)
ということで、縁結びの神様としても、有名です。
それと、境内には、こんなモノも☟
「力石」…男の方は左手で、女の方は右手で持ち上げると、幸せがつかめると言われています…
と書かれているので、もちろん挑戦してみましたが…
自分の掌より大きな重たそうな石なんて、つかむことすら無理でした。
こうして幸せが逃げていくのですね…私( ;∀;)
幸せを掴むために!
ぜひ、挑戦してみてください。
この手水舎の後ろに、無料駐車場(10台可)があります。
また、神社の隣には、トイレもあります。
飛鳥寺から徒歩3分です。
平坦な道のりですが、油断すると車が来ます!…ので気をつけてください(;^ω^)
飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選④明日香村埋蔵文化展示室
飛鳥寺から、平坦な道のりをトコトコと徒歩6分。
「明日香村埋蔵文化財展示室」に着きます。
ここが、超穴場のおすすめスポットなんです!
とは言え、昔の小学校の建物を利用している施設で、どちらかというと、お隣の「あすか夢の楽市」(農産物販売所)の方が目立っているような感じです。
なので、今まで入ってみたことがなかったのですが…
しかも、こんなに暑いのに入口開けっぱやし…。
嫌な予感と共に、熱風が…(エアコン無し・扇風機のみ)。
思わず出ようかと思ったくらいだったんですが、
そんな外観を裏切って、展示品はかなり充実しています!
さらには、縄文式土器まで…
また、斉明天皇と娘の間人皇后(孝徳天皇皇后)が合葬されているのではないかと言われている、牽牛子塚(けんごしづか)古墳の模型や☟
さらには、出土品も☟
決して広いスペースではありませんが、興味深い展示品が、ところ狭しと並べられています。
これって、有料レベルじゃないの?と思うくらいです。
暑いから早く出よう…と思いつつ、見たいモノがたくさんあるので出れません(笑)。
熱風の扇風機は、暑っいです(;'∀')
それでも、隠れおすすめスポットです!
入館時間 9時から17時
休館日 年末年始のみ
館外に、トイレもあります。
また、途中の入鹿首塚辺りから、飛鳥寺の方を振り返ると、 季節に合わせてキレイなお花を植えておられます。
いつも、思わずカメラを向けてしまう、写真スポットです。
飛鳥寺エリア周辺無料観光スポット5選⑤水落遺跡
最後は、飛鳥寺から徒歩4分、先ほどの明日香村埋蔵文化財展示室からは徒歩1分の「水落遺跡」です。
歴史好きの方は、テンションが上がるスポットだと思います。
中大兄皇子(後の天智天皇)が作ったと言われている、日本で初めての漏刻(水時計)台跡。
この遺跡から、時計をイメージするのが、歴史好きの方の醍醐味ですよね(;^ω^)?
私は、無理でした(・・;)
水時計跡…と言われても、この遺跡の雰囲気では、ちょっとイメージしにくいです。
そういう時は、案内板を見ると、イメージが湧いてきます。
さらに、こちらのイメージ図☟
この図は、先ほどの「明日香村埋蔵文化財展示室」にあったものです。
これも、わかりやすいですね。
飛鳥時代は、こうやって水で時刻を調べて、鐘でみんなに知らせていたのですね。
そうやって調べてみてから、この「水落遺跡」をもう一度見ると、テンション上がってきます♪
道のりは平坦で交通量も少ないですが、忘れた頃に車が走ってくるので、気をつけてくださいね。
余談ですが、この水落遺跡と明日香村埋蔵文化財展示室・あすか夢の楽市には、共通の駐車場があり便利です。
ご覧の通り、かなり広いので、遠慮なく車を停めることができます。
《参考文献》
・「奈良県の歴史散歩 下巻 奈良県南部 奈良県高等学校 教科等研究会歴史部会編 山川出版社」
・「奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック[改定新版] 網干善教 監修 奈良商工会議所 編 山と渓谷社」
・「天上の虹 里中満智子 講談社」
・「飛鳥とは何か 梅原猛 集英社文庫」
・「黄泉の王 ~私見・高松塚 梅原猛 新潮文庫」
・「茜さす 上下巻 永井路子 新潮文庫」
・各施設発行公式パンフレット
まとめ
いかがでしたか。
有名な観光地ながら意外にも、無料スポットはたくさんありましたね。
歴史好き・謎の石造物マニアから陰陽石マニアまで…様々な興味を惹くスポットがわんさかあります。
しかも「これ、ホントに無料なの⁉」と思えるようなスポットまで…。
ご予算や時間に応じて、無料スポットを有効活用して、楽しい明日香村観光をプランニングしてみてください。
少しでも、みなさまのお役に立てると幸いです。
尚、施設の営業時間等は変更になることもありますので、実際に行かれる前には確認していただけますよう、よろしくお願いします。
最後までお読みいただきありがとうございました。