kumakuma blog   クマ子の奈良歩き

奈良県の観光やお役立ち情報を発信していきます(*'▽')

コロナで自粛中…奈良お出かけブログとしての方向性について

早期のコロナ終息を…との願いも空しく、新型コロナウィルスは現在、国内でも感染が止まらない状況です💦

コロナ感染拡大防止のための外出自粛要請が続いている中、奈良県の名所や観光スポット、グルメ情報をお伝えしている当ブログも、一度、今後の方向性を考える必要があるのでは…と思いました。

 

 

コロナで自粛中のお出かけブログとしての方向性について

当ブログの情報は、緊急事態宣言に伴う自粛要請の中、外出を促すものではありません。

あくまでも、コロナウィルス終息後の、お出かけのための情報としてアップさせていただいております。

 

また、当ブログ管理人であるクマ子も、東京等に緊急事態宣言が発令される前の、4月4日に、写真撮影のみ駆け足で行った「馬見丘陵公園」以来、お出かけスポットへの取材等は自粛しております☟ 

www.norikuma2.com

 

今後、アップしていく記事につきましては、実際のお出かけは、2020年4月4日以前のものの内容で取り扱っていきます。 

 

 

お出かけ系のブログの方は「今は、外出できないのでブログのネタがない…」と仰っているのを、たまにお見かけすることがありますが…。

クマ子に関して言えば、その心配は全くございません💦

なぜなら、書きたい内容に対して、書くことが全然追いついていないからです( ̄▽ ̄;)

世界遺産

春日大社本殿


写真フォルダには、まだブログに書いていない場所の写真がてんこ盛り…(゚∀゚)

自分でも「遅っそ!」と思います…

 

でも、こちらの「クマ子の奈良歩き」の記事は、だいたい一つの記事を書くのに、4~5時間くらいはかかります💦

参考文献を読んだり、構成を考えたり、写真の加工をしたり、最新情報を確認したり…しているうちに、あっと言う間に時間が経ってしまいます( ;∀;)

もっと、要領よく上手に書けるようになりた~い❕

山の辺の道

石上神宮 境内の鶏


また、ビッグコンテンツについても扱いかねているところもあります。

世界遺産「春日大社」や「法隆寺」など…

行ったはいいけれど、どう記事にしていいものやら思案中…

 

法隆寺なんて、寺内に国宝が、仏像と建物を合わせると、なんとなんと38件(もうすぐ認定される予定の金堂天蓋を合わせると39件)!

とても、私の力で記事に出来るとは思えない…(@_@;)

世界遺産

1400年間存在し続ける奇跡 法隆寺


もしも「ブログの神様」が、どこかにいるのなら、来てほしいものです(;^ω^)

 

歴史からみる感染症の流行 

さて、この「奈良歩き」ブログですが、観光スポットを扱っているので、当然、歴史的なお勉強も必要となってきます。

その中で、知ったこととしては、やはり、感染症は海外から持ち込まれることが多いということです。

 

日本の歴史の中でも、以下のタイミングの時に、伝染病が大流行しています(一例です)。

※弥生時代 大陸との交易 (結核)

※日本に初めて、仏教が伝来した時

※平城京の天然痘(藤原4兄弟全滅)→遣新羅史や遣唐使の帰国

※チンギスハン率いる蒙古が、攻めてきた時

※戦国時代 大航海時代、船乗りたちによって持ち込まれる(梅毒)

※幕末のペリー到来(コレラ)

※第一次世界大戦の時 アメリカ兵から流行 スペイン風邪

 

つまり、海外との交流・交易が始まったり、人の移動が増えたりした時に、ウィルスが日本に入ってきて流行してしまっているのです。

 

やはり、歴史を振り返ってみても、海外渡航禁止・外出自粛は理にかなっているといえます。

 

また、スペイン風邪の時は、当時の日本の人口の42%が感染しました。

死亡率は0.9%で、45万人。

また、当時はデマや流言も出回ったようで「お湯を飲めば、予防になる」とかも…。

なんだか、現代とあまり変わらないですね💦

 

歴史は繰り返す…

 

歴史と言えば、他にも、よく調べてみたら、海岸沿いに「昔、ここまで津波が来た」とか、川沿いに「昔、この辺りが決壊した」とか、ちゃんと書かれていたりするんですね。

昔、体験した人たちが、後世の人のために、警告の意味を込めて残してくれていたりします。

 

そういうメッセージを大切にしつつ、今体験していることを、ちゃんと正確に伝え、再び何か危機的な状況になってしまった時に、的確に対応し、被害を最小限に抑えてほしいものだと思うし、それをしていくためにも「歴史」を学ぶのは、とても大切なことだと思います。

山の辺の道

卑弥呼の墓?ともいわれる箸墓古墳(大市墓)


人間は、忘れてしまう生き物です。

それは、あまりにも悲しすぎる記憶を抱え続けたままでは、体中の免疫力が落ち、生命活動を支えられなくなることから、遺伝子レベルで、悲しみや痛みを忘れるようになっているのだと思います。

けれど、忘れてしまった記憶が、将来、必要になる時はまた訪れます。

そのためにも、今起きていることを、正確に記録し、後世に伝えていくことも大切だと思います。

昨今、当たり前になりつつある、記録の改竄など、許されるものではありません。

 

 

また、寺社を巡っていると、薬の神様や薬師如来像など、病気平癒を望む神様や仏像が多いことに気づきます。

この令和の世ですら、未知のウィルスにみな怯えています。

ましてや、医学が発達していなかった昔は、疫病が流行った時に、どれほど恐ろしかったことか…。

何とか、自分の大切な人たちだけはかからないでください・早く治してください…と、切実に祈ったはずです。

 

結局、人間は、どうしようもない状況に追い込まれた時、祈り・すがる存在が必要なのかもしれません。

今まで私は、過去の人々のそういう想いを、想像するだけでした。

けれど、コロナウィルス感染拡大を受けて、身をもって知った今なら、薬師如来像などの、自分の見方が変わってくるように思います。

コロナが終息したら、また仏像巡りをする時に、注意して見ていきたい…と思います。

 

 

世界遺産・東大寺では、大仏殿を、現在拝観停止(~5月31日まで)しています。

しかし、新型コロナウィルス早期終息への祈りと、罹患された方々の回復、また亡くなられた方の供養のため、4月1日から正午に、僧侶が読経を勤めておられます。

 

さらに、通常ならば、元旦とお盆にしか開かれない観相窓(大仏さまのお顔が見える窓)を開けているそうです(下の写真は「なら瑠璃絵」の時のものです)☟

東大寺

観相窓から奈良の大仏が見える!

 

そして、大仏殿の様子を、24時間定点でインターネット生放送もしています(ニコニコ動画で配信中)。

 

もともと、東大寺の大仏は、平城京で天然痘が大流行(約150万人死亡)し、公卿たちの3分の1も死亡した時代に、聖武天皇が日本の平和と疫病平癒を祈って建立されている仏像です。

 

この令和の世でも、再び、感染症終息への祈りが捧げられています。

 

まとめ

とにかく今は、空いた時間に、ブログを書いたり、「奈良歩き」や歴史の勉強を、「コロナ後」を見据えながらやっていきたいと思っています。 

コリラックマとマスクと勉強

Stay home にてお勉強中

それと気になるのは、スペイン風邪は一回目の流行の時は、それほどの被害はなかったようなのですが、二回目に流行った時は、感染が大幅に拡大し、多数の死者が出たそうです。

 

ですので、感染者が減ってきたとしても、油断せず、徐々に自粛を解除していかないといけないのかもしれません。 

 

どうかどうか、一日も早く、終息しますように…✨

 

※最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>