奈良県斑鳩町にある、世界遺産・法隆寺。
現存する世界最古の木造建築物で知られる有名なお寺ですが、その分、拝観料もお高い(小声)💧
大人1500円・小学生750円也(西院伽藍・大宝蔵院・東院伽藍共通券)💦
ただし、拝観料を払わなければ、全く楽しめないお寺…というわけではありません。
法隆寺の敷地は、なんと東京ドーム4個分(゚∀゚)❕
その中には、無料でも、国宝の建物を見ることができるエリアもあります。
今回は、そのあたりをご説明し、皆さまの法隆寺拝観時の手助けになれば幸いです✨
有料ゾーン①西院伽藍
法隆寺の玄関である「南大門」をくぐり正面に見えてくるのが、中門から回廊で囲われている「西院伽藍」。
ここのエリアの建物は、回廊も含めすべて国宝です。
金堂と五重塔もあり、内部の仏像等も国宝がずらり✨
1300年前の木造建築物が見れるのは、世界でここだけ。
まさに法隆寺の顔、と言えるエリアです。
個人的には、この西院伽藍だけでも、拝観券分の価値があると思っています(*´ω`*)
拝観券は中門西側付近の窓口で販売されています。
つまり、そこから先に行かなければ、回廊で囲われている部分以外は、拝観料を払わなくても、境内を自由に歩くことは、まったくもって可能なのです(/・ω・)/(大宝蔵院と東院伽藍を除く)
中門の金剛力士像(国宝)も、西院伽藍の外側から見ることができます。
有料ゾーン②大宝蔵院
法隆寺の宝物を収納するために、1998年に建てられた収蔵庫が「大宝蔵院」。
ここにも、夢違観音像や玉虫厨子などの国宝の宝物がずらり。
こじんまりとしていますが、博物館レベルの宝物殿です。
また、同じく国宝で、とても人気のある仏像である「百済観音像」は、ショーケースもリニューアルされ、さらに美しい姿を見ることが出来ます。
聖霊院の東側に、参拝券を購入する窓口があります。
有料ゾーン③東院伽藍
法隆寺の東部にあたる、夢殿があるエリアです。
東大門から、参道を歩いていくと、東院伽藍に到着します。
この辺りが、聖徳太子が住んでいた斑鳩宮があったと言われているところになります。
東院伽藍も、規模こそ小じんまりとしていますが、国宝の建物や仏像があります。
参拝券の窓口は、東院伽藍への入口となる四脚門をくぐった正面のところに。
また、そのまま北に歩いていくと、世界三大微笑で知られる弥勒菩薩像(国宝)のある中宮寺に行くこともできます(別料金)☟
無料でも門が開いていれば入れるゾーン
ずばり、前項の①~③以外のエリアはすべて、無料で入ることができます。
これは、拝観券売り場が、法隆寺の総門である「南大門」のところではなく、西院伽藍・大宝蔵院・東院伽藍のそれぞれの有料ゾーンの入口にあるためです。


このため、ご近所の方などは、お散歩コースに取り入れている方もおられます。
はっきり言って、無料エリアを歩くだけでも、十分、法隆寺の雰囲気を味わうことが出来ますし、ほぼ全域を歩くことができます。
特におすすめなのが、西院伽藍の東側にある「聖霊院」と西側にある「西円堂」です。
両方とも国宝で、さらにこれらのお堂でそれぞれ御朱印をいただくことができます(西円堂の方は、御朱印の受付時間が短いようです。お早めに行かれることをおすすめします)。
こういったことから、例えば、法隆寺付近に宿を取った場合、一日目に無料ゾーンを散策しておき、二日目に有料ゾーンで建物の外観の細部や、仏像をじっくり見学する…といったプランを立てることも可能です。
また、比較的近くに住んでいる方で、拝観時間終了間際に来てしまった方は、とりあえず無料ゾーンを廻り、後日時間のある時にゆっくりと有料ゾーンを訪れる…ということもできます。
この情報を参考になさって、ぜひ法隆寺の有意義な来訪に役立てていただきたいと思います。
境内の外にも見どころがあります
以前の記事の中でもお伝えしましたが、境内周辺にも見どころがたくさんあります☟
こちらも、散策の際に参考にしていただけると、より深く、法隆寺を知ることができると思います。
《参考文献》
まとめ
今回の記事では、法隆寺の全体の廻り方をざっくりとお伝えしました。
尚、法隆寺の拝観時間は、じっくり見る方なら1時間半~2時間半、お急ぎの方でも最低1時間はみておいていただきたいと思います。
次回よりは、各エリアの見どころやおすすめをご紹介していきたいと思っています(投稿は不定期になると思いますが💧)。
※法隆寺の参拝情報やアクセスについては、コチラをご覧ください☟
大和の古寺に、雪は降りつむ…❄️#法隆寺 #雪の法隆寺 pic.twitter.com/wOadX9yJPi
— クマ子 (@xkumaco) January 12, 2021
※尚、2021年の追儺会については、昨今のコロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、中止となっています。
残念ですが、やむを得ませんね…(T_T)
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m