kumakuma blog   クマ子の奈良歩き

奈良県の観光やお役立ち情報を発信していきます(*'▽')

奈良の夏を彩る蓮・ロータスロード

今年の夏も、猛烈な暑さですね(>_<)💦

それでも、きれいなお花が見れたら、少しは気が紛れることもありますよね(*'▽')

夏と言えば、ひまわり、そして蓮❣

 

奈良市ではこの時期、蓮の花の寺を巡る企画として「奈良・西ノ京ロータスロード」が開催されています(2022年は6月16日(木)~8月16日(火))。

蓮の花の寺の「薬師寺」「唐招提寺」「喜光寺」「西大寺」4寺の共通拝観券を購入すると、特別御朱印などの特典があります。

「奈良・西ノ京ロータスロード」についてはコチラ 

 

私自身は、この企画で4ヶ寺を回ったわけではないのですが、数年かけて蓮の時期に、順番にお寺に行きました。蓮の花の写真も揃ってきましたので、今回はロータスロードの蓮のご紹介をさせていただきたいと思います(*'▽')✨

 

 

優美な世界遺産「薬師寺」

私が、蓮の時期に「薬師寺」を訪れたのは、2019年7月30日です。

 

薬師寺は奈良時代に建てられましたが、戦後の時点で当時の姿を留めるのは東塔のみでした。

しかし、高田好胤元管主らの尽力により「昭和の大復興」が実現されて、世界遺産に登録されるまでになりました。現在も引き続き伽藍の整備が続けられています。

 

古い建物が多い奈良県の中では、まだ朱の色も鮮やかな伽藍で、少しばかり異色の存在ではありますが、蓮とのコラボはとても美しい✨

薬師寺

大講堂と蓮

 

薬師寺

食堂と蓮

 

薬師寺

東僧房・鐘楼と蓮

ご覧のように、蓮の鉢の数も多く、とても写真映えします✨

 

実は、この来訪時の目的は、写経をするためでした。

普段は入れない、お写経道場のお庭の蓮も、こんなに美しかったのです(*''ω''*)

薬師寺

薬師寺でのお気に入りの一枚(*'▽')

 

「薬師寺」について、詳しくはコチラをご覧ください☟

www.norikuma2.com

 

多くの苦難を乗り越え来日した鑑真和上「唐招提寺」

さて、次にご紹介するのも世界遺産である、唐招提寺です。

 

先ほどの薬師寺にほど近い場所にあり、近鉄電車の橿原線「西の京駅」が、ともに最寄り駅となっていて、交通の便がいいのが嬉しいですね✨

 

薬師寺と唐招提寺との位置関係についてはコチラ☟

www.norikuma2.com

 

このアクセスのいい2寺は、ともに世界遺産であり、ロータスロード4ヶ寺にも名を連ねています♬

 

私が、蓮の時期に唐招提寺を訪れたのは、2020年7月20日でした。

 

唐招提寺は、蓮の鉢の数は多いけれど、置かれている場所は点在しているので、たくさんの蓮の花が、視覚的に迫ってくる…というわけではありません。

境内をそぞろ歩きしていると、あちこちで蓮の花に出会うことができる…というスタイル✨

唐招提寺

金堂 (国宝・奈良時代)

 

なので、のんびりと境内を歩いて、蓮の花を探すのがおすすめです(*'▽')

 

こちらは、唐招提寺の顔ともいえる「金堂」

貴重な国宝をバックに、蓮の花を楽しむことができます。

唐招提寺

金堂と蓮の花

 

また、鼓楼は(下の写真の右から2つ目の建物)、源頼朝寄進の建物と伝わり、唐招提寺での大切な行事の一つである「うちわまき」の舞台ともなる場所です。

唐招提寺

後ろに見えるのが「鼓楼」(国宝・鎌倉時代)

 

さらに、「戒壇院」の手前に、蓮池があります。

唐招提寺

戒壇院前の蓮池


また、南大門近くの売店と、鎮守社の弁天社の間の池にも蓮が咲いています。

唐招提寺

弁天社前の蓮池

 

奈良時代の名刹と蓮のコラボは、とても素敵でした(*´ω`*)

唐招提寺

経蔵をバックに蓮が花開く

 

行基入寂の寺「喜光寺」

ロータスロード、3つ目のお寺は「喜光寺(きこうじ)」です。

 

唐招提寺からだと、徒歩20分くらい、途中で垂仁天皇陵を通りつつ歩ける味わいのあるルートです。

行基が亡くなった寺でもあり、菅原道真ゆかりの地でもあり、現在は薬師寺の末寺でもあります。

 

「喜光寺」について詳しくはコチラ☟

www.norikuma2.com

 

それほど広い境内ではありませんが、薬師寺の末寺だけあり、伽藍の復興はお写経勧進によって、少しずつ行われています。

喜光寺

仏舎利殿(令和3年建立)と蓮

 

また「試みの大仏殿」として名高い本堂が、大変有名です。

喜光寺

本堂 室町時代 重要文化財

 

蓮の鉢がたくさん置かれているエリアでは、数多くのお地蔵様と蓮の写真を撮影することもできます。

 

こじんまりとしたお寺ですが、由緒ある建物と今を生きる人々の想いが融合している、とても素敵な空間でした。

喜光寺

喜光寺境内

 

称徳天皇の祈りの寺「西大寺」

さて、喜光寺よりさらに北に15分ほど歩くと「西大寺」に到着します。

 

ここは、藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱が起こり、世の中が騒然としていた頃の、天平宝字8(764)年に称徳天皇により建立されたお寺です。

現在の伽藍はほぼ江戸時代に再建されたもので、当初の規模より、かなり縮小されていますが、南都七大寺の一つだけあって、境内は今も荘厳な雰囲気を保っています。

西大寺

本堂 江戸時代 重要文化財

 

西大寺では、蓮のエリアは「愛染堂」の奥の仕切られた空間に集中しています。

 

ここは、かつて西塔が建っていた場所。

西大寺

蓮庭

 

当時は、東西に五重塔が建っていたそうです。

さぞかし、壮大な規模を誇っていたことでしょう。

 

奈良市の基幹駅である、近鉄西大寺駅にほど近い立地ですが、周囲の喧騒からは隔絶された素晴らしい境内です。

西大寺

四王堂前の蓮

「奈良・西ノ京ロータスロード」について

《蓮の花の寺を巡る 西ノ京ロータスロード~奈良と歴史を》

4ヶ寺(西大寺・喜光寺・唐招提寺・唐招提寺)

4ヶ寺共通拝観券 一枚(3000円)

「奈良・西ノ京ロータスロード」について、詳しくはコチラ 

 

 

番外編:やっぱり蓮は「藤原京跡」

ところで、ロータスロードとは違いますが、奈良県下でのクマ子の蓮の名所のイチオシは…

藤原京跡

藤原京跡 蓮

 

やっぱり「藤原京跡」の蓮❣

 

花の規模がすごいのと、大和三山をバックに、いろんな写真が撮れるのがポイントが高いのです( *´艸`)

藤原京跡

耳成山をバックに

藤原京跡

後ろは「天香具山」

そして、美しい畝傍山✨

藤原京跡

畝傍山と蓮

 

この時期になると、早朝からカメラを持った人がたくさんやって来る蓮の名所です。

「藤原京跡」の蓮についてはコチラ☟

www.norikuma2.com

 

 

《参考文献》

 

まとめ

今回は、「ロータスロード」の蓮についてご紹介させていただきました(*'▽')✨

また、番外編では、クマ子が奈良県下で一番好きな蓮のスポットについてもお知らせしました。

 

実は、つい先日(2022年8月10日)、藤原京跡にお散歩に行ってみましたが、そろそろ、今年の蓮は終了かな…( ;∀;)

藤原京跡

藤原京跡 2022年8月10日

 

ちょっとタイミングずれちゃった感満載の記事になってしまいましたが、「奈良の蓮」を記憶に留めていただき、機会がありましたら、見に行ってみていただけると幸いです(;^ω^)

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>