「ホテイアオイ」と宮城県の奈良の展示会のことやら、明日香村の「案山子ロード」の記事があったので、間隔が空いてしまいましたが…💦
クマ子の奈良県葛城エリアのパワースポットを巡るシリーズでは今まで、
人気アニメ&漫画「鬼滅の刃」の聖地になりつつある「葛木坐火雷神社」☟
一言のお願いなら叶えてくれるという「葛城一言主神社」☟
そして前回は、金運アップ♬のパワースポットとして有名な「高天彦神社」をご紹介させていただきました☟
今回は、「高天彦神社」の御朱印授与所である繋がりから、奈良県御所市にある「高鴨神社」を取り上げさせていただこうと思います。
ここも、調べていくと、やはり、何気にすごい神社でした(;^ω^)
当初、一つの記事にして投稿しようと思っていましたが、かなり長くなってしまいそうなので、前編・後編の二回にわけてご紹介しようと思います<(_ _)>
「高鴨神社」とは?
「高鴨神社」は、「高天彦神社」から、車で約8分のところにあります。
《高鴨神社 参拝情報 》
所在地 〒639-2343 奈良県御所市鴨神1110
電話番号 0745-66-0609
拝観無料 境内自由
ご祈祷 終日(祭礼日・彼岸等除く) 9時~15時まで受付
※ご祈禱は予約がベターなようです。
また、神前になるため、ドレスコードもあるようです。
ご祈祷を希望される時は、事前にご確認をおすすめします。
《高鴨神社へのアクセス》
公共交通機関でのアクセスは…
◦近鉄御所線御所駅から、奈良交通バス「風の森」下車・徒歩15分
◦あるいは、近鉄吉野線福神駅からタクシーで約15分
自家用車の場合は…
◦南阪奈道路・葛城ICから南へ約20分
駐車場は、鳥居の西側が第一駐車場・鳥居の東側が第二駐車場です(無料)
御朱印をいただきにいくだけ…にしては、ちょっと遠いですね💦
ただし、この神社、「高天彦神社」の御朱印をいただくだけではもったいない神社です。
なぜなら…
全国に「賀茂社」という名のつく神社はたくさんあると思います。
なんと、この「高鴨神社」は、全国賀茂社(京都の上賀茂・下鴨神社を含む)の総本宮となります✨
こんな山沿いの、静かな神社の格付けがそんなにすごいとは・・・(;・∀・)
さらには…弥生時代中期から祭祀をおこなっていたと言われている日本最古の神社の一つでもあります。
そう、以前の記事で、日本最古の神社の一つとしてご紹介したことがある神社がありましたね❕
それが、大和国一宮である「大神神社」です☟
そして平安中期に、高鴨神社は、その「大神神社」と時を同じくして、朝廷より「従一位」という高位の位を与えられたという由緒正しい古社であります。
また、ご祭神は「阿遅志貴高日子根命(あぢしきたかひこねのみこと・大国主命の御子))」またの名を迦毛之大御神(かものおおみかみ:「大御神」と名のつく神様は天照大御神、伊邪那岐大御神と三神しかおられません。)と言われ、死した神(人間ではありません💦神です)をも蘇らせるスーパーパワーをお持ちの神さまなのです(゜o゜)
この周辺では、古代には豪族である葛城氏が、大和朝廷の中で、強力な権勢を誇っていましたが、もう一つの名門豪族に「鴨氏」がいました。
この「高鴨神社」は、その鴨氏が守護神として祀った社の一つであります。
奈良時代に藤原氏栄華の基礎を作ったと言われている、この時代きっての大物政治家である「藤原不比等」の妻の一人に、「賀茂比売(かもひめ)」という人がいます。
この方は鴨氏出身で、一説では、聖武天皇の母として名高い「藤原宮子」の母ではないかと言われています。
もしもこの説の通りであれば、鴨氏が、有力者の妻を出していることからも、大和朝廷の中心部まで力が及んでいたことが推察されますね。
また、役行者や平安時代の陰陽師として有名な「安倍晴明」の師であった「賀茂忠行」も鴨氏の出身と言われていて、このことからも、強い霊力を持っていた一族であったことが伺えます。
さらには、神武・綏靖・安寧天皇…日本の国の初代~第三代天皇までの后が「鴨氏」出身であったとも伝わっていて、こうしたことからも、この近くの「高天彦神社」周辺には、天孫降臨伝説も残っているようです。
もっとも、第2代綏靖天皇から第9代開化天皇までは「欠史八代」といわれ、実在が疑われてはいますが、いずれにせよ、大和朝廷の始まりの頃の皇后に選ばれていたのでは…と言われるという頃は、その時期に最も勢力があった氏族であることは間違いがないのではないでしょうか。
日本史ファンにはたまらない、心躍る神社ですね✨
境内へ(鳥居から拝殿前まで)
まずは、神社の入り口に立派な鳥居があります。
やっぱり、クマ子は、赤い鳥居にテンションが上がる生き物のようです(;^ω^)
ワクワクしてきました♬
鳥居の右手には、なぜか鐘楼。
神仏習合の名残でしょうか。
そして左手に祓戸社。
まずここで、お参りしてくださいね(*'▽')
その先の手水舎。
龍神さんがおられますね。
すごく清らかな気持ちになります。
そして、さらにその先には大きな池が!
この池には、舞台まであります。
仲秋の名月の折には、奉納舞台も行われるそうです。
とても素晴らしい風景が見れそうですね✨
右手には、お守り授与所があります。
御朱印(高鴨神社・高天彦神社とも)も、こちらで受付されています。
そして左手には、なぜか、戦国武将らしき像が…
後で調べると「楠木正成」とのこと。
楠公親子は、この高鴨神社を信仰し、頻繁に戦勝祈願に訪れたそうで、近くの小学校にあった楠公像を、この地に移転したそうです。
少し、突拍子もないようにも思えましたが、楠木正成の墓所は、大阪府河内長野市にありまして、ここからなら、県境にある金剛山を越えるとすぐの場所…にあるので納得いたしました。
さて、参道の正面に、味のある鳥居と、その右手に大きなご神木がみえます。
鳥居の向こうに見えているのは拝殿で、その奥が本殿(国・重要文化財)です。
ですが、撮影禁止のため、残念ながらアップでは撮ることは出来ません💦
※今回の記事でご紹介した高鴨神社境内部分は、オレンジの丸印のエリアです☟
《参考文献》
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まとめ
御朱印繋がりで、気軽な気持ちで向かった「高鴨神社」でしたが、全国の賀茂社の総社…という、思いもかけない高い格式に、ただただ驚きました(゚∀゚)❕
とても、神聖なスピリチュアルに満ち溢れた神社です(´艸`*)
次回は、拝殿両隣にある末摂社を中心にご紹介させていただきたいと思っています。
後編も見どころ満載ですので、引き続き読んでいただけると嬉しいです(*'▽')✨
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m