1300年前の都・藤原京跡から、1200年前の都・平城宮跡に向かう途中にある、田原本町。
知名度は低いのですが一つだけ、全国レベルで知られている遺跡があります。
弥生時代の遺構で有名な「唐古・鍵遺跡」です。
現在、遺跡の一部が国史跡に指定され「楼閣絵画」の復原建物が建てられています。
有名なのはコレだけ…(;^ω^)
そんな地味な田原本町へ、あんこ味の美味しい和菓子を探しに出かけてみました。
買いに行ったのは、町内では有名な4店舗です。
はてさて、あんこ味和菓子の絶品に出会えるでしょうか?
- 田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん①気軽に入れる・いろんな和菓子が選べる「日乃出餅」
- 田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん②贈り物にも最適・種類豊富でパッケージも綺麗な「欣月堂」
- 田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん③駅近!老舗の「はつの家」
- 田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん④真打ち登場!創業400年「雲水堂」
- まとめ
田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん①気軽に入れる・いろんな和菓子が選べる「日乃出餅」
まず一軒目は、近鉄田原本駅から徒歩9分ながら、警察署の前・スーパーおくやまの隣にあり、町内では比較的、車で走りやすい通りにある「日乃出餅」。
わらび餅やいちご大福も人気ですが、あんこを求めて「三笠」を買ってみました!
大粒で知られる「大納言小豆」を100%使用。
直径8センチくらいの大きさです。
あんこが、はみ出しています♪
確かに、あんこは美味しい♪
たくさん挟まれているのに、甘すぎず…
けれど、三笠の皮が…
なんだか普通。
あんこに負けてる感じで、あんこが美味しいだけに、そこが残念です。
ただ、一度に2個くらいならペロリといけそうな、あっさり味です。
【三笠】
価格 ¥150(税込)
あんの甘さ ☆☆☆
皮のタイプ 普通
大きさ ☆☆☆
特徴 あっさり味
総合評価 ☆☆ (主観です)
「日乃出餅(ひのでもち)」
〒636-0312 奈良県磯城郡田原本町新町33-7
電話番号 0744-32-7237
営業時間 9時から18時半
定休日 水曜日
駐車場 無(但し、隣のスーパーおくやま駐車場に買い物の間は停めれます)
《徒歩の場合》
近鉄田原本駅から徒歩9分です。
途中、狭い道が続きますので、車に注意してください。
《自家用車の場合》
自家用車でのルートは、24号線から入る場合が多いと思いますので、阪手北交差点のスギ薬局からのルートを載せます☟
スーパーおくやまの駐車場目指して、走ってくださいね。
比較的広く、走りやすい道です。
田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん②贈り物にも最適・種類豊富でパッケージも綺麗な「欣月堂」
二軒目は「大和むら山」という、一見どら焼き風なのに、和洋折衷の和菓子が看板の「欣月堂」です。
贈答用の箱がとてもキレイです。
手土産としても、見栄えもバッチリですね。
そして、種類が本当に多い。
バラでも取りやすくディスプレイしてくれていて、買い物しやすいお店です。
いろいろ迷うけれど、あんこがテーマでもあるし、看板の「大和むら山」をチョイスします。
あんこは、北海道産大粒小豆に栗入り、皮はカステラ風…とのこと。
直径6センチくらいです。
最初の一口は、ブッセみたいです。
クリームの代わりに、あんこが入っているイメージ。
しっとりというより、サクサク系です、ブッセだけに…。
あんことの相性も、思っていたほど違和感ありません。
多分、あんこをブッセ生地に合わせて、上手く配合してあります。
ただ…お店の触れ込みほど、栗が!栗がっ!どこ…?
っていうくらい、小さいのしか入っていないのが、残念ポイントです。
お味の方は、イケてるだけに…。
【大和むら山】
価格 ¥129(税込)
あんの甘さ ☆☆☆
皮のタイプ サクサク ブッセ生地
大きさ ☆☆
特徴 和洋菓子・不思議な食感・栗入りあん
総合評価 ☆☆☆ (主観です)
「欣月堂(きんげつどう)田原本店」
〒636-0313 奈良県磯城郡田原本町旭町236-7
電話番号 0744-32-4514
営業時間 9時から18時
定休日 火曜日
駐車場 有(お店の前に2台ほど停めれます)
《徒歩の場合》
近鉄田原本駅から、徒歩3分です。
駅周辺の道は狭いので、注意して歩いてください。
《自家用車の場合》
自家用車でのルートは、24号線から入る場合が多いと思いますので、阪手北交差点のスギ薬局からのルートを載せます☟
車・バイクの場合は、お店の前の道が、東行き一方通行になるので注意してください。
尚、もう一店舗が、橿原市の近鉄新ノ口駅から徒歩4分のところにあります。
扱っている和菓子も本店と同じだそうです。
「欣月堂(きんげつどう)新ノ口店」
〒636-0313 奈良県橿原市新ノ口町266-12
電話番号 0744-24-1314
営業時間 9時から18時
定休日 火曜日
駐車場 有(2台)
こちらも、駅前の道は狭いので、車で行かれる際は注意してください。
田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん③駅近!老舗の「はつの家」
三軒目は、地元では「五千石もなか」が有名な「はつの家」。
昭和のレトロな雰囲気ですが、お味は確かです!
もなかだけではなく、栗饅頭やなんとロールケーキまで販売されています。
また、中学生の職場体験を受け入れられたり、また一般向けに和菓子を作る体験教室もされているだけに、店主さんも気さくな方です。
老舗なのに、敷居が高くなくて入りやすいです。
今回は、あんこがテーマなだけに、迷わず「五千石もなか」を選びます。
あんこは王道の、北海道産大納言小豆だそうです。
期待が高まります!
ちゃんとキレイに「五千石」って刻まれています。
縦7センチ、横5センチくらい。
うわっ、美味しい…(*'▽')
皮は、あんこの水分がついてしまうこともなく、パリパリ感がしっかりと残っています。
あんこも、ちょうど良い甘さです。
そして、あんこギッシリ…の幸せ( *´艸`)
皮と一緒に食べた時のくちどけが絶妙♪
これは、もう一度食べたい!と思わせられるお味です!
【五千石もなか】
価格 ¥140(税込)
あんの甘さ ☆☆☆
皮のタイプ パリパリ感有
大きさ ☆☆☆
特徴 食べ応え有・後味も甘さを引かない・あんこギッシリ
総合評価 ☆☆☆☆ (主観です)
「はつの家(はつのや)」
〒636-0314 奈良県磯城郡田原本町戎通179-2
電話番号 0744-33-2134
営業時間 8時半から19時
定休日 火曜日
駐車場 有(1台)
《徒歩の場合》
近鉄田原本駅から徒歩1分です。電車で来る人には抜群のロケーションです。
ですがやっぱり、駅前は道が狭い!そして、交通量もそこそこありますので、歩く時は気をつけてください。
《自家用車の場合》
自家用車でのルートは、24号線から入る場合が多いと思いますので、阪手北交差点のスギ薬局からのルートを載せます☟
車・バイクの場合は、はつの家の前の道が、西行き一方通行なので注意してください。
田原本は江戸時代、五千石(←五千石もなかの名称はココから来ています!)の陣屋でした。
そのため、町の中心部は、碁盤の目で細い道あり、筋違いの道あり…と車で走るには、あまり適していない状況です。
一方通行も多いので、くれぐれもお車での通行はお気をつけください。
田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん④真打ち登場!創業400年「雲水堂」
最後に「雲水堂」。
ここ、美味しいです美味しいです美味しいです!
なんでも「創業400年」っていう ふれこみ付きのお店なのですよ。
田原本町で、創業400年⁉
田原本藩主の平野家御用達の和菓子屋で、江戸時代から現在まで、ずっと続いている折り紙付きの老舗なのです。
でも私の場合、そういうお店に限って、自分の口には合わないこともよくあるんですよね…。
なので、期待半分・警戒半分(笑)で行ってみました。
田原本駅から、徒歩5分。
城下町のような道を歩いて行きます。
これぞまさしく「老舗」という店構え。
ちょっと気難しそうな、ご店主さん。
愛想はよくないけど、対応はバッチリ…と言った老舗感でした(;・∀・)
そして…あんこが…ない…!!
確かに「羊羹」はあったのですが「どらやき」や「権平もなか」は、9月中旬から4月中旬の間しか、販売されていないとのこと。
迷った挙句「若あゆ」を選択しました。
さっそく「若あゆ」をいただいてみることに。
長さは、10センチくらい。
そして再び…
あんこが…ない…⁉
そうなんです、羽二重餅のみのタイプの「若あゆ」でした(・・;)
それでも、ここに書いたのは
「ほんのり、あんこ味がして美味し~い♪」かったからです!
最初、あんこが入っていないことに気づかないほどでした。
おそらく、羽二重餅に入っている水飴の配合が絶妙なのだと思われます。
皮もふっくらとしていて、羽二重餅との相性も良く、めちゃめちゃ美味しかったです!
この「若あゆ」4月中旬から9月中旬の限定販売なので、9月に入ったら、もう一度買いに行こう、と心に決めました(笑)。
この分だと「どらやき」も大いに期待が持てるので、秋にも買いに行きます♪
【若あゆ】
価格 ¥165(税抜)
あんの甘さ ☆☆
皮のタイプ しっとりするもベタベタしない
大きさ ☆☆
特徴 あんこではなく羽二重餅・上品な一品
総合評価 ☆☆☆☆☆ (主観です)
「雲水堂(うんすいどう)本店」
〒636-0327 奈良県磯城郡田原本町堺町434
電話番号 0744-32-2103
営業時間 8時半から19時
定休日 水曜日
駐車場 有
《徒歩の場合》
近鉄田原本駅から、徒歩5分です。
やっぱり、狭いわりに交通量あります。
《自家用車の場合》
自家用車でのルートは、24号線から入る場合が多いと思いますので、阪手北交差点のスギ薬局からのルートを載せます☟
道が狭いので、運転に自信のない方は戸惑うかもしれません。
阪手北から入ってきた道を左折してからは、細い道が続くので注意、ただしお店の周辺は交通量は少ないです。
尚、もう一店舗が、近鉄田原本駅から徒歩2分のところにあります。
販売のみのシンプルな店構えですが、扱っている和菓子も本店と同じそうです。
こちらは、駅チカなので、電車の方には便利ですね。
「雲水堂(うんすいどう)駅前店」
〒636-0327 奈良県磯城郡田原本町戎通り一丁目
電話番号 0744-32-2103
営業時間 8時半から19時
定休日 水曜日
駐車場 無
《徒歩の場合》
※ここからは、オマケです…(#^.^#)
あんまりにも美味しかったので「雲水堂」の看板商品「松風」をご紹介します。
「松風」は、おせんべいです。
いざ、食べようとしたら「固い!」
そこで、手で割って食べていくことにします。
めっちゃ美味しいです♪
食べてみたら、全然固くない。
果てしなく食べ続けれそう( *´艸`)
クセになる!
やめられない、止まらない!
芥子の実をふりかけて、備長炭で一枚一枚丁寧に焼いているそうです。
この「松風」こそが、田原本藩主を虜にしたお菓子なのです!
納得のお味でした(*ノωノ)
《参考文献》
・「奈良県の歴史散歩 上巻 奈良県北部 奈良県高等学校 教科等研究会歴史部会編 山川出版社」
まとめ
いかがでしたでしょうか。
奈良盆地の真ん中の小さな町に、
思いもかけない美味しい和菓子屋さん、
上品な和菓子屋さん、
贈答品にぴったりの和菓子屋さん、
気軽に入れる和菓子屋さん、
を見つけることができました。
今はスーパーやコンビニで簡単に和菓子が手に入りますが、たまには、こだわりのある手づくりの和菓子を食べてみたいものですね。
近くの和菓子屋さんを知っておくと、その時の気分や状況に応じて、買いに行けるので楽しみが増えます。
しっかりダイエットして、たまには自分へのご褒美に、また買いに行きたいと思います(笑)。
最後までお読みいただきありがとうございました。