kumakuma blog   クマ子の奈良歩き

奈良県の観光やお役立ち情報を発信していきます(*'▽')

奈良県田原本町の美味しいあんこ味の和菓子はどこで買えばいいの?4店舗で食べ比べてみました

1300年前の都・藤原京跡から、1200年前の都・平城宮跡に向かう途中にある、田原本町。

知名度は低いのですが一つだけ、全国レベルで知られている遺跡があります。

弥生時代の遺構で有名な「唐古・鍵遺跡」です。

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現在、遺跡の一部が国史跡に指定され「楼閣絵画」の復原建物が建てられています。

唐古・鍵遺跡公式サイトはこちら

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有名なのはコレだけ…(;^ω^)

そんな地味な田原本町へ、あんこ味の美味しい和菓子を探しに出かけてみました。

買いに行ったのは、町内では有名な4店舗です。

はてさて、あんこ味和菓子の絶品に出会えるでしょうか?

 

  

田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん①気軽に入れる・いろんな和菓子が選べる「日乃出餅」

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まず一軒目は、近鉄田原本駅から徒歩9分ながら、警察署の前・スーパーおくやまの隣にあり、町内では比較的、車で走りやすい通りにある「日乃出餅」。

日乃出餅についてはこちら

 

わらび餅やいちご大福も人気ですが、あんこを求めて「三笠」を買ってみました!

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大粒で知られる「大納言小豆」を100%使用

直径8センチくらいの大きさです。

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あんこが、はみ出しています♪

 

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確かに、あんこは美味しい♪

たくさん挟まれているのに、甘すぎず…

けれど、三笠の皮が…

なんだか普通。

あんこに負けてる感じで、あんこが美味しいだけに、そこが残念です。

ただ、一度に2個くらいならペロリといけそうな、あっさり味です。

 

【三笠】

価格     ¥150(税込)
あんの甘さ  ☆☆☆
皮のタイプ  普通
大きさ    ☆☆☆
特徴     あっさり味

総合評価 ☆☆ (主観です)

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「日乃出餅(ひのでもち)」

〒636-0312 奈良県磯城郡田原本町新町33-7

電話番号 0744-32-7237

営業時間 9時から18時半

定休日 水曜日

駐車場 無(但し、隣のスーパーおくやま駐車場に買い物の間は停めれます)

 

《徒歩の場合》 

近鉄田原本駅から徒歩9分です。

途中、狭い道が続きますので、車に注意してください。

 

《自家用車の場合》 

自家用車でのルートは、24号線から入る場合が多いと思いますので、阪手北交差点のスギ薬局からのルートを載せます☟

スーパーおくやまの駐車場目指して、走ってくださいね。

比較的広く、走りやすい道です。

 

田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん②贈り物にも最適・種類豊富でパッケージも綺麗な「欣月堂」

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二軒目は「大和むら山」という、一見どら焼き風なのに、和洋折衷の和菓子が看板の「欣月堂」です。

欣月堂についてはこちら

 

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贈答用の箱がとてもキレイです。

手土産としても、見栄えもバッチリですね。

そして、種類が本当に多い。

バラでも取りやすくディスプレイしてくれていて、買い物しやすいお店です。

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いろいろ迷うけれど、あんこがテーマでもあるし、看板の「大和むら山」をチョイスします。

 

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あんこは、北海道産大粒小豆に栗入り皮はカステラ風…とのこと。

直径6センチくらいです。

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最初の一口は、ブッセみたいです。

クリームの代わりに、あんこが入っているイメージ。

しっとりというより、サクサク系です、ブッセだけに…。

あんことの相性も、思っていたほど違和感ありません。

多分、あんこをブッセ生地に合わせて、上手く配合してあります。

ただ…お店の触れ込みほど、栗が!栗がっ!どこ…?

っていうくらい、小さいのしか入っていないのが、残念ポイントです。

お味の方は、イケてるだけに…。

 

【大和むら山】

価格     ¥129(税込)
あんの甘さ  ☆☆☆
皮のタイプ  サクサク ブッセ生地
大きさ    ☆☆
特徴     和洋菓子・不思議な食感・栗入りあん

総合評価  ☆☆☆ (主観です)

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 「欣月堂(きんげつどう)田原本店」

〒636-0313 奈良県磯城郡田原本町旭町236-7

電話番号 0744-32-4514

営業時間 9時から18時
定休日 火曜日
駐車場 有(お店の前に2台ほど停めれます) 

 

《徒歩の場合》

近鉄田原本駅から、徒歩3分です。

駅周辺の道は狭いので、注意して歩いてください。

 

《自家用車の場合》 

自家用車でのルートは、24号線から入る場合が多いと思いますので、阪手北交差点のスギ薬局からのルートを載せます☟

車・バイクの場合は、お店の前の道が、東行き一方通行になるので注意してください。

 

 

尚、もう一店舗が、橿原市の近鉄新ノ口駅から徒歩4分のところにあります。

扱っている和菓子も本店と同じだそうです。

 

「欣月堂(きんげつどう)新ノ口店」
〒636-0313 奈良県橿原市新ノ口町266-12

電話番号 0744-24-1314

営業時間 9時から18時
定休日 火曜日
駐車場 有(2台)

こちらも、駅前の道は狭いので、車で行かれる際は注意してください。 

 

田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん③駅近!老舗の「はつの家」

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三軒目は、地元では「五千石もなか」が有名な「はつの家」。

昭和のレトロな雰囲気ですが、お味は確かです!

はつの家についてはこちら

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もなかだけではなく、栗饅頭やなんとロールケーキまで販売されています。

また、中学生の職場体験を受け入れられたり、また一般向けに和菓子を作る体験教室もされているだけに、店主さんも気さくな方です。

老舗なのに、敷居が高くなくて入りやすいです。

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今回は、あんこがテーマなだけに、迷わず「五千石もなか」を選びます。

あんこは王道の、北海道産大納言小豆だそうです。

期待が高まります!

 

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ちゃんとキレイに「五千石」って刻まれています。

縦7センチ、横5センチくらい。

 

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うわっ、美味しい…(*'▽')

皮は、あんこの水分がついてしまうこともなく、パリパリ感がしっかりと残っています。

あんこも、ちょうど良い甘さです。

そして、あんこギッシリ…の幸せ( *´艸`)

皮と一緒に食べた時のくちどけが絶妙♪

これは、もう一度食べたい!と思わせられるお味です!

 

【五千石もなか】

価格     ¥140(税込)
あんの甘さ  ☆☆☆
皮のタイプ  パリパリ感有
大きさ    ☆☆☆
特徴     食べ応え有・後味も甘さを引かない・あんこギッシリ

総合評価  ☆☆☆☆ (主観です) 

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 「はつの家(はつのや)」
〒636-0314 奈良県磯城郡田原本町戎通179-2

電話番号 0744-33-2134

営業時間 8時半から19時
定休日 火曜日
駐車場 有(1台)  

 

《徒歩の場合》

近鉄田原本駅から徒歩1分です。電車で来る人には抜群のロケーションです。

ですがやっぱり、駅前は道が狭い!そして、交通量もそこそこありますので、歩く時は気をつけてください。

 

《自家用車の場合》 

自家用車でのルートは、24号線から入る場合が多いと思いますので、阪手北交差点のスギ薬局からのルートを載せます☟

車・バイクの場合は、はつの家の前の道が、西行き一方通行なので注意してください。

 

田原本は江戸時代、五千石(←五千石もなかの名称はココから来ています!)の陣屋でした。

そのため、町の中心部は、碁盤の目で細い道あり、筋違いの道あり…と車で走るには、あまり適していない状況です。

一方通行も多いので、くれぐれもお車での通行はお気をつけください。

 

田原本町あんこの美味しい和菓子屋さん④真打ち登場!創業400年「雲水堂」

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最後に「雲水堂」。

ここ、美味しいです美味しいです美味しいです!

なんでも「創業400年」っていう ふれこみ付きのお店なのですよ。

田原本町で、創業400年⁉

田原本藩主の平野家御用達の和菓子屋で、江戸時代から現在まで、ずっと続いている折り紙付きの老舗なのです。

でも私の場合、そういうお店に限って、自分の口には合わないこともよくあるんですよね…。

なので、期待半分・警戒半分(笑)で行ってみました。

 

田原本駅から、徒歩5分。

城下町のような道を歩いて行きます。

これぞまさしく「老舗」という店構え。

ちょっと気難しそうな、ご店主さん。

愛想はよくないけど、対応はバッチリ…と言った老舗感でした(;・∀・)

 

そして…あんこが…ない…!!

確かに「羊羹」はあったのですが「どらやき」や「権平もなか」は、9月中旬から4月中旬の間しか、販売されていないとのこと。

 

迷った挙句「若あゆ」を選択しました。 

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さっそく「若あゆ」をいただいてみることに。

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長さは、10センチくらい。

そして再び…

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あんこが…ない…⁉

そうなんです、羽二重餅のみのタイプの「若あゆ」でした(・・;)

 

それでも、ここに書いたのは

「ほんのり、あんこ味がして美味し~い♪」かったからです!

最初、あんこが入っていないことに気づかないほどでした。

おそらく、羽二重餅に入っている水飴の配合が絶妙なのだと思われます。

皮もふっくらとしていて、羽二重餅との相性も良く、めちゃめちゃ美味しかったです!

この「若あゆ」4月中旬から9月中旬の限定販売なので、9月に入ったら、もう一度買いに行こう、と心に決めました(笑)。

この分だと「どらやき」も大いに期待が持てるので、秋にも買いに行きます♪

 

【若あゆ】

価格     ¥165(税抜)
あんの甘さ  ☆☆
皮のタイプ  しっとりするもベタベタしない
大きさ    ☆☆
特徴     あんこではなく羽二重餅・上品な一品

総合評価  ☆☆☆☆☆ (主観です)

 

「雲水堂(うんすいどう)本店」
〒636-0327 奈良県磯城郡田原本町堺町434

電話番号 0744-32-2103

営業時間 8時半から19時
定休日 水曜日
駐車場 有 

 

《徒歩の場合》

近鉄田原本駅から、徒歩5分です。

やっぱり、狭いわりに交通量あります。

 

《自家用車の場合》 

自家用車でのルートは、24号線から入る場合が多いと思いますので、阪手北交差点のスギ薬局からのルートを載せます☟

道が狭いので、運転に自信のない方は戸惑うかもしれません。

阪手北から入ってきた道を左折してからは、細い道が続くので注意、ただしお店の周辺は交通量は少ないです。

 

尚、もう一店舗が、近鉄田原本駅から徒歩2分のところにあります。
販売のみのシンプルな店構えですが、扱っている和菓子も本店と同じそうです。

こちらは、駅チカなので、電車の方には便利ですね。


「雲水堂(うんすいどう)駅前店」
〒636-0327 奈良県磯城郡田原本町戎通り一丁目

電話番号 0744-32-2103
営業時間 8時半から19時
定休日 水曜日
駐車場 無 

 《徒歩の場合》

 

 

※ここからは、オマケです…(#^.^#)

 

あんまりにも美味しかったので「雲水堂」の看板商品「松風」をご紹介します。

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「松風」は、おせんべいです。 

いざ、食べようとしたら「固い!」

そこで、手で割って食べていくことにします。

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めっちゃ美味しいです♪

食べてみたら、全然固くない。

果てしなく食べ続けれそう( *´艸`)

クセになる!

やめられない、止まらない!

 

芥子の実をふりかけて、備長炭で一枚一枚丁寧に焼いているそうです。 

この「松風」こそが、田原本藩主を虜にしたお菓子なのです!

納得のお味でした(*ノωノ)

雲水堂公式サイトはこちら

 

《参考文献》

・「奈良県の歴史散歩 上巻 奈良県北部  奈良県高等学校 教科等研究会歴史部会編  山川出版社」

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

奈良盆地の真ん中の小さな町に、

思いもかけない美味しい和菓子屋さん、

上品な和菓子屋さん、

贈答品にぴったりの和菓子屋さん、

気軽に入れる和菓子屋さん、

を見つけることができました。

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田原本町のゆるキャラ タワラモトン


今はスーパーやコンビニで簡単に和菓子が手に入りますが、たまには、こだわりのある手づくりの和菓子を食べてみたいものですね。

近くの和菓子屋さんを知っておくと、その時の気分や状況に応じて、買いに行けるので楽しみが増えます。

 

しっかりダイエットして、たまには自分へのご褒美に、また買いに行きたいと思います(笑)。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。