※桜の記事を用意する準備に入る度に「この記事を公開する頃には、コロナが収まる兆しが見えたらいいな…」と、いつも思っているのですが、今のところ、状況はますます悪くなるばかりですね💦
「今年は、ゆっくり桜を眺められない…」と仰っている方も多い中、せめて、画像だけでも…と思い、リライトした記事があります(*'▽')
一本の桜による、大きな感動…
「又兵衛桜」の記事で、ブログ花身をお楽しみくださいませ(・ω・)ノ
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2019年4月6日。去年の春のお話です。
奈良県宇陀市にある一本の有名な瀧桜があります。
以前から、ず~っと気になっていたのですが、他の場所にお花見に行ったり、何だかんだとしているうちに、タイミングを逃すことばかりでなかなか機会が訪れませんでした(;'∀')
そこでこの年は、意を決して行ってまいりました!
素晴らしい又兵衛桜の見どころと、歩いて行ける距離にある「ヒルトコカフェ」の様子に、周辺情報もご案内いたします(*'▽')
又兵衛桜(またべえざくら)とは?
1615年に起きた大阪夏の陣で活躍・討死した戦国武将・後藤又兵衛が、実はこの地に落ち延び、さらには僧侶となり一生を終えたという伝説があります。
後藤又兵衛については、NHKの大河ドラマ(「真田丸」や「軍師官兵衛」など)で、よく取り上げられているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
後藤家の屋敷跡に、この枝垂れ桜が残る地が含まれることから、地元では「又兵衛桜」と呼ばれて親しまれています。
大阪夏の陣で豊臣方につき、不利な状況の中で奮闘し、壮絶な戦死を遂げた後藤又兵衛に対する賞賛も相まって、このような伝説が生まれたのかもしれませんね。
「義経伝説」みたいな感じかも。
そう思うと、この見事な桜に対して、いろんな見方をすることができそうです。
この枝垂れ桜の樹齢は、推定300年と言われています。
2000年のNHK大河ドラマ『葵 徳川三代』のオープニングにこの映像が使用されたことから有名になりました。
<宇陀市観光サイトより一部抜粋>
今では毎年、見頃の時期には、観光バスもたくさん訪れ、付近の道が渋滞するほどの人気ぶりです。
公共機関を使うと、
近鉄大阪線榛原駅からバスで18分(奈良交通バス南口2・3番「大宇陀」行き)
「大宇陀」終点下車から徒歩で20分です。
バスの本数は、かなり少ないらしいので、事前に確認してからお出かけください。
又兵衛桜の敷地のすぐ隣に、500台停めれる民間臨時駐車場が開設されています。
普通車一日500円です。
それでも、見頃で晴天、さらに週末だったりすると大渋滞ですΣ(゚Д゚)
又兵衛桜、恐るべし…
土日は、朝早くに行かれることを、おすすめします。
又兵衛桜の周辺は整備されていて、入場料としてではなく、周辺設備協力金として、1人あたり100円が必要になります。
ただし、川を挟んだ対岸から桜を眺めるだけなら、無料で見ることができます。
ですが、いい写真を撮りたいなら、整備されたエリアに入られることをおすすめします。
見頃の時期には、屋台なども出ています。
また、以前はライトアップも行われていましたが、現在は中止されています。
桜を見るなら、日没前までに行きましょう。
又兵衛桜(本郷の瀧桜)のチカラ
私が訪れたのは、満開の晴天の週末だったので、整備されたエリアに入る協力金を払う受付のところでは、少し並びました。
遠くから見てても「何、あの桜?すご~い♪」と思ってしまうほどの見事な桜ですが、
近くで見たら…圧巻でした!
では…又兵衛桜をご覧ください(≧◇≦)
たった一本の枝垂桜ですよ!
凄くないですか??
すみません。
セコくて、罪深いクマ子は
「又兵衛桜って言ったって、しょせん一本だけやしな~。
一回見に行ったら、十分やわ」
と思っていました。
ごめんなさい(土下座)。
又兵衛桜さん。
凄いです。凄い迫力です。
そりゃみんな、渋滞で並んででも来ますよ!
又兵衛桜の後方には、現在は、桃の木が植えられています。
その辺りで、座ったり、お弁当を広げる人たちも。
私もこの場所から、友人とともに1時間近くもの間、一本の桜の木を眺め続けました。
いつまでも見ていられそうな素晴らしい桜です(´艸`*)
ピンクの桃の花と、又兵衛桜の薄いピンクの花は、とても綺麗なコラボレーションになっています。
でも、この場所は又兵衛桜が全てです。
この一本の桜の木の存在が全て。
見に来てよかった、と心から思いました。
整備エリアを出て、川を挟んだ対岸からは、又兵衛桜は少し小さくなってしまいますが、黄色いユリの花も一緒にカメラにおさめることができます。
う~これも素敵(*''▽'')
例年の見頃は、4月上旬くらいと言われています。
4月6日に行ったので、今年は例年通りだったようです。
勇敢な戦国武将だった後藤又兵衛を偲び、見事な一本だけの枝垂桜に心を奪われた、美しい春の日でした♪
超おススメお花見ポイントです!
又兵衛桜を見たら…ランチは「ヒルトコカフェ」♪
又兵衛桜から徒歩12分のところに、とても雰囲気のいいカフェがあります。
古民家を改装した「ヒルトコカフェ」です。
約5台ほど停めれそうな駐車場があります。
地元野菜と薬草を使ったメニューが売りの、とても、おしゃれな古民家カフェです。
今日に限って、ランチどこも予約せずに来たんですが(桜満開の時期なのに…)(;'∀')
待ってる方が、15人ほどおられて悩みましたが、あまりに雰囲気がいいので、なにぶん女三人、お喋りしながら待つことに…
さすが、又兵衛桜の絶好の見頃につき…待ち時間は、1時間半ほどになりました( ゚Д゚)オ腹ガ空イテ力ガ出ナイヨ~
私は「ハンバーグランチ(1600円・税別)」を注文しました。
サラダは、お替り自由でした♪
付け合わせが多い~♪
いろんなモノが、ちょっとずつ食べれるのって幸せですよね(´艸`*)
お味の方は、けっこうハーブが効いているので、好き嫌いが別れるかもしれません。
ハーブ好きの方にお勧めのお店です。
長い間待った甲斐あって、お腹いっぱい、大満足でした( ̄▽ ̄)
《店舗情報》
「ヒルトコカフェ」
〒633-2165 奈良県宇陀市大宇陀中庄129
電話番号 0745-88-9409
営業時間 11時から16時まで(冬季~15時)
定休日 水曜日・不定休
《参考文献》
まとめ
又兵衛桜より北側のあたりは「阿騎野」と呼ばれ、飛鳥時代の皇族が狩りに来ていた場所として知られています。
この地に、草壁皇子の子である軽皇子(後の文武天皇)が、亡き父を偲んでこの地に猟に出かけた時に付き従ったのが、歌人として有名な柿本人麻呂です。
その時に詠んだ「かぎろひ」の歌はとても有名で、近くに「かぎろひの丘万葉公園」や「阿紀神社」などもあります。
また、又兵衛桜より東側には「道の駅・宇陀時大宇陀」があり、レストランや地元野菜の直売所・レンタサイクルに足湯まであります。
さらに道の駅より南に行くと「大宇陀温泉あきののゆ」もありますので、又兵衛桜を見に来られる際には、併せて行くことも出来ますよ('ω')ノ
いかがでしたでしょうか。
たった一本の桜の木が、こんなにも絵になり、大勢の人を惹き付ける「又兵衛桜」。
少し遠くても、見に行く価値は充分にあります!
皆さまも、機会があればぜひご覧になってください。
※ 尚、この記事内の情報は2019年4月6日時点でのものですので、現地に行かれる際は、最新情報をご確認の上、お出かけいただけますようお願いいたします。
最後まで、お付き合いいただき、どうもありがとうございました<(_ _)>