kumakuma blog   クマ子の奈良歩き

奈良県の観光やお役立ち情報を発信していきます(*'▽')

初代天皇を祀る広大な橿原神宮・3パターンの歩き方

令和の今上陛下は第126代天皇ですが、日本の国の初代天皇である神武天皇を祀った橿原神宮が、奈良県橿原市にあります。

境内の大きさは、なんと甲子園球場約13個分

なので、時間があまりなければ、効率的に参拝したいですよね。

しかも、出入口にあたる鳥居は3つあります。

 

どうしても外せないポイントだけを、駆け足で回りたい方。

少し余裕があるので、予習してから行きたい方。

橿原神宮で、ゆっくりくつろいでみたい方。

 

今回は、様々な方のご要望に答えられるように、3パターンの回り方をご提案してみたいと思います(#^^#)

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橿原神宮へのアクセス

公共交通機関でのアクセスは申し分ありません (^ ^)

近鉄橿原線・橿原神宮前駅(橿原線の終点になりますので、特急をはじめ、全ての電車が停まります。)から、一の鳥居まで徒歩7分。

近鉄奈良駅からだと、だいたい平均して45分くらいです。

自家用車で参拝の場合、駐車場は、一の鳥居前にあります。

普通車・一日500円です。

約800台停められます。

 

また、橿原神宮の参拝時間は「日の出から日没まで」

…アバウト過ぎて、少しわかりづらいですね(;'∀')

そんな時は、コチラでご確認ください☟

橿原神宮の参拝時間

 

橿原神宮御祭神・神武天皇とは?

日本最古の歴史書・古事記には、天照大神(アマテラスオオミカミ)が孫の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)を天孫降臨させたと書かれています。

神武天皇はこの瓊瓊杵尊から数えて4代目に当たります。

九州の高千穂から「神武東遷」し、6年かけて大和を平定し、この橿原の地に宮殿を建てて即位しました。

神武天皇即位の日である辛酉(しんゆう)の年の1月1日は、現在の暦では2月11日になります。

このため現在、2月11日は「建国記念の日」として祝日になっています。

また、もう一柱の御祭神は、皇后の比売多多良伊須気余理比売(ヒメタタライスケヨリヒメ)で、その父は大物主命(オオモノヌシノミコト)です。

う~ん、この時代の人名って、読むの難し~(+_+)

 

橿原神宮について

橿原神宮が建てられたのは比較的新しく、明治23年です。

明治22年に、地元民間有志により橿原宮址に神社創建の請願が起き、これを喜んだ明治天皇により、京都御所の建物が下賜され、官幣大社として創建されました。

初代天皇になった神武天皇の強運と長寿(記紀によると127歳、137歳ともいわれる!)にあやかり、開運延寿の神様と崇められているパワースポットでもあります。

運が開け、健康寿命が延びる!

申し分ないですね~( ̄▽ ̄)♪ウホッ

  

橿原神宮境内はどうなっているの?

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拝殿の北東に、大和三山の中でも一番美しい形であるといわれている「畝傍山」があり、西には深田池という大きな池もあり、全部で約22500本あるといわれている樹木に覆われています。

 

また、参道は三つあり、その入口の鳥居まで…に関して言えば、それぞれ最寄り駅が違います。

一の鳥居からの参道へは近鉄橿原神宮前駅から、

北の鳥居からの参道は近鉄畝傍御陵前駅から、

西の鳥居からの参道は近鉄橿原神宮西口駅から、

それぞれ歩いて行けます。

つまり、それだけ広い!ということです。

思う存分、日ごろの運動不足を解消することができますよ(/・ω・)/

  

橿原神宮の歩き方①ここだけは外せません!

では、1時間しか持ち時間がない方向けに、「ここだけは行ってください!」ポイントを上げていきます。

《通常拝観ルート 》

一の鳥居から南神門まで

橿原神宮の玄関…とも言える「一の鳥居」は、やはり外せません。

まず、一番目の写真撮影スポットです♪

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2020年4月の、御鎮座130年に向けての境内整備の一環で、鳥居の改修が行われ、この一の鳥居は2019年3月に再び設置されました。

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改修前の 一の鳥居

改修前に比べると、かなり綺麗になっていますね♪

 

現在も、鳥居は改修作業中(2019年8月24日現在)のため、二の鳥居・北の鳥居のところには、今は何も建っていません。

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本来なら この辺りに一番巨大な 二の鳥居が建っています


一の鳥居をくぐり、広い表参道を歩いて行きます。

二の鳥居は今はない(2019年8月24日現在)ので、そのまままっすぐ約300m歩くと、拝殿への入口に当たる南神門に到着します。

だんだん、畝傍山が近づいてきます♪

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南神門

南神門の左手には、南手水舎があります。

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南手水舎

土曜日で、観光客でいっぱいだったので、たまたま誰もいないタイミングで写真が撮れてラッキーでした。

表参道は、たいてい人がたくさんいて、文字通り橿原神宮のメインストリート、といった感じです。 

 

拝殿周辺

さて、いよいよ橿原神宮の顔、ともいうべき外拝殿です!

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外拝殿

外拝殿の右手奥に見える畝傍山が、まるでご神体山のようにも見えます。

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その年の干支にちなんだ大絵馬

初詣の時には、この前で写真を撮ろうとする人で賑わいます。

絶好の撮影ポイントです♪

 

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外拝殿から内拝殿を望む

内拝殿は、一般には、お正月の初詣の時しか開放されていません(結婚式・御祈祷などを除く)。

 

内拝殿の奥には、明治天皇より下賜された京都御所の内侍所を移築した本殿があるそうです。

神聖な本殿は、一般ピープル立ち入り禁止です(不定期で、特別参拝があるようです)。

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外拝殿の左手の神楽殿も、もともとは、いわれのある建物でした。

この神楽殿は当初、明治天皇から下賜された京都御所の神嘉殿を移築したものでしたが、1993年に失火により焼失してしまったので、現在の建物は1996年に再建されたものです。

今は、結婚式でよく使われているようです。

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神楽殿


また、外拝殿の右手には、上皇后美智子さまの歌碑があります。

2016年の神武天皇2600年祭の時に参拝されて、詠まれた歌です。

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さらに、その左手には、奉納された「さざれ石」もあります。

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そして、年月を感じさせる巨木…

 

この拝殿エリアは、畝傍山の神々しさと相まって、神聖な空間が出来上がっています。

 

《橿原神宮の一番おすすめな場所!》

橿原神宮に赤い鳥居⁈長山稲荷社

拝殿から、南神門を出て、南手水舎まで戻ります。

すると、その先に「深田池」が視界に広がってきます。

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そのまま進んで、右に曲がります。

橿原神宮の西参道の途中、深田池の畔に「長山稲荷社」の入口があります。

 

橿原神宮の末社ですが、橿原神宮鎮座以前から長山の地主神として祀られていました。

橿原神宮は、明治時代の創建ですから、この神社は末社とは言え、古くから地元の人々の信仰を集めていたと思われます。

 

ご祭神は、宇迦能御魂神(うかのみたまのかみ)

     豊宇気神(とようけのかみ)

     大宮能売神(おおみやのめのかみ)

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鳥居をくぐって、森の中に入っていきます。

とても神妙な気持ちになります。

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赤い鳥居が続きます。スモール伏見稲荷、みたい…(;^ω^)

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森林パワーに癒されます。

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奥に拝殿が見えます

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手水舎

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キツネさんの絵馬が…

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拝殿

まさか、橿原神宮の境内で、赤い鳥居に出会えるなんて…

意外でしょうが、静かで厳かでいい神社です。

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深田池は溜池、長山稲荷社は稲荷=稲

と考えると、この辺りでの豊作を願う地元の人たちに、大切にされ続けてきたのでしょう。

それだけに、ご利益は→五穀豊穣・商売繫盛・開運厄除…と嬉しい限りですよ。

たくさんお願いごとをさせていただきましょう( ̄▽ ̄)♪

橿原神宮のご参拝の折には、ぜひこちらにもお参りしてみてください!

 

広大な深田池・絶好の散策ポイント

さて、長山稲荷社の入口の鳥居の前に広がる約1万5000坪もの大きな池は「深田池」と呼ばれ、橿原神宮の北西に位置します。 

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一説では、推古天皇(在位593~628年)の時代に作られた溜池、とも言われています。

飛鳥時代から存在しているんですね!

歴史を感じます(*'▽')

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池の真ん中あたりに橋があり、池を約半周することができます。

野鳥も多く飛来し、季節によっては菖蒲や蓮・桜の花が楽しめます。

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こんな姿も

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休憩所もあり、広大な橿原神宮を散策するうえでの、憩いの場所となっています。

 

お急ぎの場合は、半周歩かなくとも、池の手前からでも、充分いい写真を撮ることができますよ。

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橿原神宮の歩き方②お時間があるならぜひ「宝物館」へ

《小さいのに見ごたえ有り!宝物館》

さて、さらにお時間がある方には…

一の鳥居の手前、南側にある「宝物館」をおすすめします!

 

写真撮影は不可で、国宝があるわけではないのですが、不思議に見ごたえがある宝物館です。

2000年に、御鎮座110年を記念して開館されました。

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中国・唐時代の鏡などの年代の古い展示物もあるのですが、より興味がもてるのは、

明治天皇奉納の御太刀貞明皇后(大正天皇の皇后です)御下賜の雉の置物、さらには上皇・上皇后両陛下が贈られた銅鏡です。

また横山大観の富士山画や、外拝殿に飾られていた歴代の大絵馬も展示されています。

中でもおすすめは、神武天皇御一代記御絵巻で、神武天皇の東遷の様子が綺麗な絵巻物で再現されています。

宝物館のお宝はコチラ

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開館時間 10時から16時

入館料 大人300円

    中・高・大学生 200円

ただし、開館日には注意が必要です!

開館日 土・日・祝日 (平日は要予約)

※予約したい方のために、橿原神宮の情報を載せておきます☟

〒634-8550 奈良県橿原市久米町934

電話番号 0744-22-3271

 

さらに、お時間がある方は…深田池からそのまま、参道の南側を通って、一の鳥居方向に戻ってください。

途中にある建物を見ることが出来ます。 

《文華殿(重要文化財)》

1967年に、織田家旧柳本藩邸の表向御殿が移築されたものです。

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織田信長の弟で、茶人としても有名な織田有楽斎の意が汲まれて建築された、江戸時代の貴重な武家屋敷の遺構です。

中に入るには、結婚式の披露宴が行われている時に招待されるか、春や秋に特別公開されている時(不定期なので行かれる際はご確認ください)に行くしかありません。

そんなわけで、塀の隙間から、必死で撮影してみました(笑)☟

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※橿原神宮で、ふだん見ることが出来ない本殿(間近まで)・内拝殿・文華殿を見ることができる1時間半ほどのツアーの案内(2019年12月~2020年3月の期間)を見つけましたので、貼っておきます☟
うまし奈良めぐり公式サイト

 

文華殿の向かい側には「貴賓館」があります☟

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また、貴賓館の東側には「社務所」もあります☟

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橿原神宮の歩き方③まだ「北の鳥居」と「西の鳥居」があります

ここからは、橿原神宮散策上級コースです(/・ω・)/

万歩計の進み具合が楽しみになるほど歩けますよ(笑)。

 

《北神門から北の鳥居》

さきほどの①②コースでは、拝殿からそのまま深田池方面に戻りましたが、このコースでは、外拝殿から東側の北神門から出て、北の鳥居に向かうことにします。

 

ほとんどの人は、来た道を戻り、南神門から出ていくので、こちらのルートは閑散としています。

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北神門

心なしか、コチラの方が風格があるような…

 

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手水舎

ほとんど、人がいません。マイ手水舎です( ̄▽ ̄)

 

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こちらの、北参道、めったに人が来ません。

裏参道…というか、マイウェイです♪

静かで荘厳で、いい感じです。

たまに人とすれ違うと、お互い気まずくなるくらいです(;・∀・)

 

途中で、畝傍山登山道入り口を発見。

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境内案内図を見たら、山頂まで約30分って書いてある~!

行ってみたい!

でも、さすがに昼間とは言え、こうも人がいないとちょっと怖い…

誰かを誘って、また来よう~と、私はパスしました。

 

ですが、畝傍山の山頂まで行ったら、景色はとてもいいらしいです。

橿原神宮を制覇してみたい方はぜひどうぞ('ω')ノ

 

北神門を出てから、徒歩約6分で北の鳥居に到着。

とは言え、鳥居は改修中なので、何もありませんが(2019年8月24日現在)。

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北の鳥居があるはずの場所

ここからさらに、北向きに歩いて「神武天皇陵」まで行くことも可能です。

北の鳥居から、徒歩5分です。 

神武天皇陵についてはコチラ☟ 

www.norikuma2.com

 

《神様の田んぼがあります・西参道》

最後に、足が棒になるまで歩きたい方?に、赤い鳥居が並んでいる「長山稲荷社」から西参道を歩く「西の鳥居」行きコースをご紹介します。

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徒歩5分ですが、往復で10分です。

じわじわ足にきます。

このコースのおすすめは、西の鳥居の手前に「神饌田」があることです。

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橿原神宮の神事に使うお米が作られています。

狭いスペースではありますが、実り具合はバッチリです。

 

そして、つい最近改修されて再設置されたばかりの「西の鳥居」に着きます。

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西の鳥居

西参道は、観光客の方はほとんどいませんが、歩いている地元の方とは、たまにすれ違ったりします。

 

まとめ

だいたいの時間の目安ですが…

①どうしても外せないポイントのみ回る→約1時間~1時間半

②宝物館ルートをプラス→約1時間半~2時間

③「北の鳥居」「西の鳥居」も全部制覇する→約2時間半~3時間

《おまけ》「神武天皇陵」もプラスする→約3時間~3時間半

個人の歩くペースや、見学したいポイントにもよって、若干の変動はあると思いますので、目安にしていただければ…と思います。

 

いかがでしたでしょうか。

初代天皇を祀る神社とはいえ、創建はまだ新しい橿原神宮。

ですが、参拝してみて、いろいろ調べてみるうちに、もともと大和地方一帯を制圧した勢力が作った「橿原宮」の跡地であることがわかりました。

そのため、広大な敷地の中に、土地の持つパワーを秘めた神聖な場所、であることを感じました。

ぜひ機会があれば、橿原神宮へ足を延ばして、境内のパワーを体感してみてください♪

最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>

 

《参考文献》

・「奈良県の歴史散歩 下巻 奈良県南部  奈良県高等学校 教科等研究会歴史部会編  山川出版社」
・「奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック[改定新版]  網干善教 監修  奈良商工会議所 編  山と渓谷社」 

・「図解!地図とあらすじでわかる 古事記・日本書記 鈴木靖民 ナガオカ文庫」

・「奈良 寺社探訪ベストガイド イデア・ビレッジ メイツ出版」

・橿原神宮発行公式パンフレット

 

※この記事内の情報は、2019年8月24日現在のものです。実際に行かれる際には、最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。