kumakuma blog   クマ子の奈良歩き

奈良県の観光やお役立ち情報を発信していきます(*'▽')

玄賓庵と「山の辺の道」の石碑

前回の「山の辺の道」シリーズでは龗神神社」を中心にご紹介しました☟

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今回は、とても落ち着いた庵である「玄賓庵」と、写真スポットである「山の辺の道石碑」をご紹介します。

 

また、以前のブログで、去る3月13日に、奈良まほろばソムリエ検定の最上級である「ソムリエ級」を受験したお話をさせて頂きましたが、その結果報告も、ちぴっとさせていただきたいと思います<(_ _)>💦

 

 

「玄賓庵」とは?

では、前回の茅原ハスロードより、さらに北へと歩きます。

    

 

しばらく行くと、何やら建物が見えてきます。

山の辺の道

玄賓庵の塀

 

とても立派な木に、目を奪われますね。

青もみじもキレイ✨

    

 

この建物は「玄賓庵」というお寺です。

山の辺の道

「玄賓庵」の門

 

寺伝によると、奈良時代(8世紀)に奈良・興福寺で学んだ僧侶の玄賓(げんぴん・734~818)が晩年に隠棲した庵に始まるといいます。

正確な年代は不明ですが、その庵がのちに玄賓庵という名になりました。

 

鎌倉時代に一時衰退したものの、江戸時代の寛文7(1667)年に宴光という僧侶が再興したと伝わります。

近世までは近隣の北檜原谷に所在していましたが、明治時代の神仏分離によって現在の地へと移りました。

 

なお、玄賓と三輪山の関係では、女性の姿に身を変えた三輪明神と玄賓の物語にもとづいた謡曲「三輪」が有名です。

 

ちなみに、謡曲「三輪」のメインの場面に出てくる、大事な杉の木は、現在はかろうじて株だけの状態であるものの、大神神社の境内にあります☟

大神神社

衣掛(ころもがけ)の杉

謡曲「三輪」のあらすじについてはコチラ

 

不動明王坐像にもドラマが

玄賓庵に伝わる「不動明王坐像」は、神仏分離の際に大神神社の神宮寺であった大御輪寺から移されたといいます。

 

『三輪山神宮大御輪寺記』によれば、聖林寺の十一面観音立像、奈良・法隆寺の地蔵菩薩立像とともに安置されていたようです。

 

大御輪寺の仏さまについてはコチラ☟

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玄賓庵

不動明王坐像 平安時代・重要文化財

 

頭の上に載っているのは蓮華ですが、この像の場合は、蓮華の下に反花という下向きに反転するように沿った蓮弁を表す点が、稀な例といわれています。

また、髪形も正面の左右にそれぞれ立ち上がるような四つの髪束があるのは珍しい特徴です。

 

両眼を見開き、眉を寄せる恐ろしい顔立ちながら、やや落ち着いた表情をしています。

幅と奥行きを十分にとった量感豊かな体つきや厚みのある脚部には力強さが感じられ、鋭くはっきりと刻んだ衣文線からは体部に密着する着衣の様子が伝わります。

 

また、頭の上の蓮華までを含み、頭と体の中心部を一つの木材から彫り出した一木造りの像らしい重厚さがあります。

 

ちなみに、この仏さまは、先述の奈良国立博物館での「聖林寺十一面観音~三輪山信仰のみほとけ」展で、かつての大御輪寺の仏さまが、150年ぶりに一堂に会したこの展示にも、修理中ということでお出ましはありませんでした。

綺麗になったお姿を拝することが出来る日を、楽しみに待ちたいと思います。

この玄賓庵は、200円で拝観させていただけるようです。

 

私は、山の辺の道を先に行くために、中には入りませんでしたが、次回通る時には入ってみたいと思っています(*'▽')

 

「山の辺の道の石碑」はここに…

では、玄賓庵を後にして、先に進みます。

 

山の辺の道では、道端にお地蔵さんの姿を見ることも珍しくありません。

 

    

 

森の中に入ると、少し登りになります☟

    

 

日陰なので、少し涼しいです。

    

 

そして、少し歩くと…

「あった❣」

山の辺の道

山の辺の道 石碑

 

この石碑は有名ですよね(*'▽')

 

とても、いい雰囲気を醸し出してくれる石碑。

    

アングル次第で、こんな写真がとれます❣

私が撮っても、観光パンフレットみたいでしょ(笑)❓

ここは、絶好の撮影ポイントとして、おすすめです☟

なお、今回ご紹介したのは、下の地図の黄色い丸の部分です💦

山の辺の道

山の辺の道コース地図

 

奈良まほろばソムリエ検定の最上級を受験して

私は、令和4年3月13日に、奈良まほろばソムリエ検定の最上級であるソムリエ級を受験し、約2ヶ月後の5月17日に結果発表がありました。

 

結果は…☟

あ”~ん💦

あと、2点(>_<)❕

4択の選択問題が、あと一問正解だったら合格でした(ノД`)・゜・。

 

選択問題25問→50点

論文3つ→50点

100点満点で、70点以上でクリア…というものでした。

 

試験前に、過去問をやった時、選択問題ではたいてい32~38点くらいは取れていたのですが、何と当日は、自己採点結果で26点という過去最低の点数…( ;´Д`)

私の場合は、これが致命傷になりました💧

          



しかし、逆算すると、論文は42点も取れていたことになります(;^ω^)

これはやっぱり、ブログやTwitterをやっていたことが、本当に大きかった。

毎日「書く」という作業を積み重ねていることによって、確実に文章を書く力はついていたようです(=゚ω゚)ノ

 

24時間くらい落ち込んだのですが、立ち直りました(早っ)❣

 

そもそも、コロナで試験が一年飛び、今年は2ヶ月もずれて実施されることに気づいたのも遅く、準備不足でした(言い訳💧)。

こんな状態で、たまたま受かっても、知識が身についていないと後で苦労するだけ(強がり💦)。

一度、受験したから、自分がやるべきことはわかったし…(少し強がり・笑)☟

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とりあえず、選択問題対策として、結果発表の翌々日から、毎日30分、ソムリエの勉強に費やすことにしました。

これを、習慣に落とし込み、やらないと気持ち悪くなるように出来れば、次回は合格できるかな…と(;・∀・)

 

また、奈良の寺社や遺跡等を訪れることは、そもそも大好きなので、あと一年また、いろいろと勉強できると思うと、それはそれで楽しみになってきました。

 

クマ子の課題は…

一人で、古墳に行くのが怖いこと(>_<)💦

珠城山古墳

珠城山古墳(桜井市)

 

そして、万葉集がチンプンカンプンで、歌碑を避けまくっていること…

川端康成書 歌碑

井寺池周辺の歌碑(桜井市)

 

…など、課題も多いですが、出来るだけ楽しんで、あともう一年頑張ろうと思っております(*'▽')

 

《参考文献》

 

まとめ

ということで、奈良まほろばソムリエ検定の受験結果報告もあり、山の辺の道は、少ししかご紹介できませんでした<m(__;)m>

 

次回は、元伊勢で知られる「檜原神社」を中心にご紹介したいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>