奈良県桜井市にある大和国一ノ宮・大神神社についての記事をご紹介しています。
二の鳥居から拝殿までの参道についてはコチラ(アクセス情報もあります)☟
また、大神神社の中心である拝殿と三ツ鳥居についてはコチラ☟
今回は、拝殿南側の摂末社をご紹介したいと思います。
この記事のエリアは、赤で囲ったエリアです☟
拝殿より南側にある摂末社
ではまず、大神神社のご祭神・大物主大神の化身である、蛇神が祀られているという「巳の神杉」辺りより、拝殿エリアから出てみます。
拝殿エリアから出るには、こちらの縄鳥居をくぐります☝
左側に、少し小さなサイズの手水舎があります。
こちら側は、参道側に比べると、人が少ないですね。
そして、橋を渡ります。
実は実は(笑)、拝殿エリアから出るのに、東側に、もう一つの縄鳥居があります。
鳥居も橋も、小さいサイズで、クマ子の密かなお気に入りだったりします(笑)。
さて、すぐに東を向くと、何やら小さい神社があります。
小さめの鳥居をくぐると…
「神宝(かんだから)神社」がありました。
お祀りしているのは、熊野三神。
元旦未明の「繞道(にょうどう)祭」では、三ツ鳥居から出る御神火がかかげられながら、摂末社十八社を巡るのですが、そのお祭りでのトップバッターにあたるのが、この「神宝神社」です。
古くから、財宝の神としても知られていますので、ここでは、金運が上がるようにお願いしてみましょう( ̄▽ ̄)♬
また、上の写真をよく見てください☝
卵がお供えされているのが見えますね(赤丸)。
大神神社では「巳の神杉」のところだけでなく、摂末社でも、このような光景がよく見られます。
では、神宝神社の鳥居を出て、南へ行ってみましょう。
またもや小さな鳥居がありますね。
そこから、階段が上へと伸びています💦
少し長めの階段を上がると…
「天皇社」に到着。
ご祭神は、第十代崇神天皇です。
初めて神社の制度を整えられた天皇で、また産業を興し、交通を整えて、大和朝廷の基盤を確立されたことから「初国治らす(はつくにしらす)天皇(すめらみこと)」と称えられた聖帝です。
尚、ここから歩いて13分ほどのところには、崇神天皇皇居跡である「磯城瑞籬(しきみずがき)宮跡」もあります☟
「天皇社」があるこのエリア、他の部分はなぜか空き地になっています。
木に囲まれて、心地いい✨
端っこまで歩くと、木々の間から下の方に、赤い鳥居が見えますね。
あれが、次の目的地です(笑)。
下りの階段はこんな感じ☟
小さな摂末社ですが、意外と高いところにあり、わりと階段キツイです💦
そしてそのまま、先ほど見えていた赤い鳥居の方向へ。
なかなかご立派な鳥居の前に着きました。
「成瀬(じょうがん)稲荷神社」です。
お稲荷さんの姿が見えますね(*'▽')
大神神社の神宮寺の一つだった「浄願寺(尼寺)」の鎮守社として鎌倉時代に創始されました。
ご祭神はお稲荷さんなので「商売繁盛・開運招福・念願成就」のご利益があります❕
ここは、お祈りに気合いが入りますね(゚∀゚)
尚、この「成瀬稲荷神社」から南に「山の辺の道」を行くと、以前にご紹介した「平等寺」にたどり着きます☟
この大神神社一帯は、大和朝廷が確立していく頃の歴史の宝庫でもあります✨
「衣掛の杉」と「夫婦岩」
ここから、拝殿北側エリアに向かいますが、その途中に「衣掛(ころもがけ)の杉」と呼ばれる杉があります。
この杉は、有名な謡曲「三輪」(僧の玄賓と三輪明神の物語)のメインの場面で登場する、大事な杉の木なのですが…
現在はかろうじて、株だけが保存されています💦
もともとは、拝殿前の斎庭に杉の木が七本そびえていたので「三輪の七杉」と言われていたのが、現存しているのは三本のみ。
その中の一つが、この「衣掛の杉」です。
ちなみに、謡曲「三輪」に登場する僧の「玄賓(げんぴん)」が隠棲したと言われている「玄賓庵」が、山の辺の道を北に13分ほど歩いて行ったところにあります。
それと、前々回での参道編でのご紹介忘れ💦
手水舎と祓戸神社の間に「夫婦岩」があります。
三輪の神と人間の女性の恋物語を伝える二つの岩が、夫婦のように寄り添っているところから、ここに祀られています。
そんな縁起があるので…
縁結び・夫婦円満のご利益があるとされ、祈願の絵馬もたくさん掛けられています。
《参考文献》
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※大神神社公式パンフレット
まとめ
大神神社拝殿南側にある摂末社を中心に、ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか(・ω・)ノ
もともとは、大神神社編は2回くらいで終了する予定だったのですが、いろいろと調べているうちにすっかり楽しくなってきてしまいました💦
あと、1、2回で終了できる…と思いますので、どうか次回もおつきあいくださいませ(;^ω^)
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>