kumakuma blog   クマ子の奈良歩き

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仏さまの再会「聖林寺十一面観音~三輪山信仰のみほとけ~」特別展

去る2022年3月25日に、奈良国立博物館で開催されていた「聖林寺十一面観音~三輪山信仰のみほとけ~」特別展に行ってまいりました❣

聖林寺十一面観音特別展

聖林寺十一面観音特別展

 

著書「古寺巡礼」にて、和辻哲郎も絶賛した聖林寺の十一面観音像(国宝)。

今回は、その美しき姿の背中を拝むことができる…とのことで、喜び勇んで出発です(=゚ω゚)ノ

 

 

聖林寺の十一面観音像とは?

聖林寺は、奈良県桜井市にあるお寺です。もともとは、藤原鎌足長男・定慧が開基の妙楽寺(現在は談山神社となっている)の塔頭でした。

 

「談山神社」についてはコチラ☟

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この聖林寺を有名たらしめているのが、今回の奈良国立博物館の特別展での主役である「十一面観音菩薩立像(奈良時代・国宝)」ですが、意外なことに、この仏さまは客仏で、聖林寺のご本尊は大きな「子安延命地蔵」なのです。

 

「聖林寺」についてはコチラ☟

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では、この有名な「十一面観音像」は、どこから来たのでしょうか?

 

大神神社の神宮寺「大御輪寺」

答えは、大和国一宮・大神神社の神宮寺であった「大御輪寺」です。

十一面観音像は、その大御輪寺のご本尊でした。

 

ところが、明治初めの神仏分離令により、三輪山に神宮寺を置くわけにいかなくなりました。

そこで、大御輪寺所蔵の仏像は、ゆかりのあった各所に引き取られることとなります。

    聖林寺十一面観音特別展

ご本尊の十一面観音像と、当時の脇侍・地蔵菩薩立像(後に法隆寺大宝蔵院へ・国宝)は、大御輪寺最後の住職・廓道(かくどう)和上が、かつて聖林寺で学んだ僧だったために、その縁で聖林寺に預けられることとなったのです。

 

玄賓庵

玄賓庵(桜井市・山の辺の道)

 

また、もう一つの脇侍であった不動明王坐像(重要文化財)は、大御輪寺近くの「玄賓庵(げんぴあん)」に移されました。

聖林寺十一面観音特別展

玄賓庵 不動明王坐像(平安時代・重要文化財)

 

そして、日光・月光菩薩立像は、奈良市の正暦寺へと…それぞれの仏さまがバラバラになった後、ついに大御輪寺は廃寺となってしまいます。

正暦寺 月光菩薩立像
正暦寺 日光菩薩立像
正暦寺 月光菩薩立像と日光菩薩立像(平安時代)

 

大御輪寺があった場所には現在「大直禰子(おおたたねこ)神社」があり、その社殿は、かつての大御輪寺の本堂であったと言われています。

大直禰子神社

大直禰子神社 本殿(鎌倉時代・重要文化財)

「大直禰子神社」についてはコチラ☟

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約150年ぶりの仏さまの再会

今回の「聖林寺十一面観音~三輪山信仰のみほとけ~」特別展には、玄賓庵所蔵の「不動明王坐像」こそ、修復中のため出陳されませんでした(写真パネルは展示されていました)が、聖林寺より「十一面観音像」、法隆寺より「地蔵菩薩立像」、そして正暦寺より「日光・月光菩薩立像」が出陳され、同じフロアにて、150年ぶりの再会を果たされました。

聖林寺十一面観音特別展

聖林寺・十一面観音像と法隆寺・地蔵菩薩立像

 

ミロのヴィーナスにもたとえられる「十一面観音像」の美しさのオーラはすさまじく、この仏さまの周辺は、常に人が集まっています。

法隆寺夢殿の秘仏を長年の封印から解いたことで有名な、あのフェノロサも絶賛したという十一面観音像✨

今までの聖林寺での観音堂では、後ろ姿を見ることができなかったのですが、今回の展示では、360度見ることができました。

聖林寺十一面観音特別展

特別展 国宝・聖林寺十一面観音 図録

 

その後ろ姿も素晴らしく美しかったのですが、博物館で購入した図録を見てみても、後ろ姿のお写真は掲載されておらず、まさに私は幻の姿を見ることができたのだと感激✨

ただ、聖林寺の観音堂は、老朽化のため現在改修中とのことで、新しいお堂の中では、後ろ姿を拝することができるのかもしれません(*'▽')

 

聖林寺

法隆寺・地蔵菩薩立像(平安時代・国宝)

また、私自身は何度も見に行っている、法隆寺の地蔵菩薩立像ですが、この仏さまは左の頬にある染みが、まるで涙を流しているように見えるのです。

地蔵菩薩さまということで、いつもは、私たちの代わりに泣いてくださっているのだと思ってみているのですが、今回ばかりは、久しぶりの再会を喜ぶ、嬉し涙のようにも見えました。

 

 

春の奈良公園

聖林寺十一面観音特別展

氷室神社と 咲き始めの桜と 鹿と

 

私が訪れたのは、3月25日。

少し暑いくらいに、うららかに晴れた日でした。

 

桜が咲き始めていたのと、この時期、少しずつコロナの感染者が減ってきていたので、ふだんよりは人は多かったです。

聖林寺十一面観音特別展

奈良公園の鹿は カメラ目線がお得意(笑)?

 

1~2月は、閑散期とコロナ感染拡大で、壊滅的なくらい観光客が少なかったので、このまま、穏やかに過ごせることを願っています。

 

ミモザケーキ「ぷちまるカフェ」

そして「腹が減っては戦はできぬ」「花より団子」なクマ子(笑)は、古墳ケーキでお馴染みの「ぷちまるカフェ」へと向かいました。

ぷちまるカフェ店頭

ぷちまるカフェ

 

「ぷちまるカフェ」についてはコチラ☟

www.norikuma2.com

 

この日のお目当ては「ミモザケーキ」🎵

SNSで見かけてずっと気になっていました。

そして、この日は暑かったので、古墳コーヒーも初のアイスにしました。

ぷちまるカフェ

ミモザケーキと古墳アイスコーヒー

 

ミモザケーキ、フワッとして、ほんのりレモンの香りがして、とても美味しい~😋♬

古墳アイスコーヒーも、ケーキにとても会うお味でした。

 

ぷちまるカフェ

レモンケーキ

そして、レモン好きとしては、こちらも外せない❣

「レモンケーキ」を買って帰りました。

けっこう、がっつりレモンの味がします。

こんなしっかりしたお味のレモンケーキは初めてでした。

やっぱり、ぷちまるさんは外れなしの美味しさです。

ケーキについていたミモザは、お家に持って帰れたので、二度楽しむことができました( *´艸`)

 

《店舗情報》

「プティ マルシェ&ぷちまるカフェ~」

〒630-8362 奈良市東寺林町22

電話番号(お急ぎの場合のみ) 0742-87-0517

営業時間 12時~18時(季節によって変動有)

定休日 月・火曜日(不定休有)

「プティ マルシェ&ぷちまるカフェ~」についてはコチラ 

※古墳ケーキの予約は、公式サイトから

時期によっては、たくさん作っておられない時もあるので、確実に食べたい時は、事前に予約されることをおすすめします。

 

《参考文献》

まとめ

念願の、聖林寺・十一面観音像の美しい背中を見ることができたことと、ぷちまるさんのミモザケーキと、楽しい一日を過ごすことが出来ました。

 

実はこの特別展、昨年の6月22日~9月12日の間、東京国立博物館でも開催されていたのですが、その当時はコロナの感染拡大期だったために、東京行きを断念した経緯がありました。

そのため今回、地元奈良で見る機会があって、本当に良かったです(*'▽')

 

あと、私はいつもは、御朱印をいただかない派なのですが、今回の特別御朱印はいただきました。

聖林寺

聖林寺特別御朱印

 

なぜなら、十一面観音像の光背の残欠がとても好きだからです。

 

同じく、光背がデザインされたマスクチャームも買ってしまいました(;^ω^)

聖林寺

マスクチャーム

 

聖林寺では、新しい観音堂改修のためのクラウドファンディングを募集されています。

リターン品がとても魅力的な内容となっていますので、ご興味のある方はぜひご覧になってください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました<(_ _)>