kumakuma blog   クマ子の奈良歩き

奈良県の観光やお役立ち情報を発信していきます(*'▽')

卑弥呼のお墓?「箸墓古墳(大市墓)」と「三輪山本」で三輪そうめんを味わう

奈良県桜井市には、卑弥呼の墓ではないかと言われている「箸墓古墳(大市墓)」があります。

 

この「箸墓古墳」周辺には、大和の国一ノ宮である「大神神社」最古の古道といわれる「山の辺の道」もあり、記紀神話の世界が広がっています。

 

※大和の国一ノ宮・「大神神社」についてはコチラ☟

www.norikuma2.com

  

www.norikuma2.com

 

今回はその「箸墓古墳」と、奈良県桜井市の名産物である「三輪そうめん」の名店「三輪山本 お食事処」をご紹介します。

 

  

箸墓古墳(大市墓)とは

邪馬台国の卑弥呼の墓…ともいわれる「箸墓(はしはか)古墳」

 

正式名称は「大市墓(おおいちぼ)」といい、第七代孝霊天皇皇女である倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめ)の陵墓とされており、現在は宮内庁の管轄になっています。

箸墓古墳

「大市墓」と書かれた宮内庁の立札


古墳は、巨大な前方後円墳で、全長約276mもあります。 

上空からの写真で見ると、前方後円墳であることが、ハッキリとわかりますね。

 

箸墓古墳

北東側から見た「箸墓古墳」

 

かなり大きいので、なかなか、一枚の写真に収めるのは難しいです。

この古墳の外周(周濠のまわり)を散歩してみました。

箸墓古墳

古墳の南側の道

 

実際に歩いてみると、その大きさを実感します。

    箸墓古墳

箸墓古墳

古墳の北側


広い広い❕

一周歩くと、まあまあな運動量になります。

箸墓古墳

大池の北西側にある公園から

 

私が行ったこの時期(2020年3月24日)は、古墳の北側にある大池の水がほとんどなくて…

箸墓古墳

箸墓古墳 北側から


なんだか「思てたのとちゃう」写真になってしまいました(;^ω^)💦

箸墓古墳

古墳の北東側には 春の花が咲いていた

 

それでも、ところどころで菜の花が咲いていたりして、とてものどかで気持ちいいです。

 

読んでビックリ「箸墓伝説」

箸墓古墳

大市墓 拝礼所

 

さて、箸墓古墳に埋葬されていると言われる「倭迹迹日百襲姫命」は、大神神社のご祭神である大物主神の妻であったといわれています。

箸墓古墳

倭迹迹日百襲姫命 と書かれている石碑


そして、この「箸墓古墳」の後ろにそびえる美しい円錐形の山は、大神神社のご神体である三輪山です。

箸墓古墳

箸墓古墳南端から見た 三輪山(大神神社ご神体山)

 

大神神社のご祭神は、大物主神なので、この倭迹迹日百襲姫命のお墓から、ご主人の姿が見える…という構図になっています。

箸墓古墳

北側から見ると まるで箸墓古墳を見守っているような三輪山

 

このご夫婦には「箸墓伝説」と呼ばれるものがあるのですが…

百襲姫は大物主神の妻となったが、大物主神は夜にしかやって来ず昼に姿は見せなかった。百襲姫が明朝に姿を見たいと願うと、翌朝大物主神は櫛笥の中に小蛇の姿で現れたが、百襲姫が驚き叫んだため大物主神は恥じて御諸山(三輪山)に登ってしまった。百襲姫がこれを後悔して腰を落とした際、箸が陰部を突いたため百襲姫は死んでしまい、大市に葬られた。時の人はこの墓を「箸墓」と呼び、昼は人が墓を作り、夜は神が作ったと伝え、また墓には大坂山(現・奈良県香芝市西部の丘陵)の石が築造のため運ばれたという。                 Wikipediaより引用

 

ひえ~(゚Д゚;)ノ

何なの、この亡くなり方…

 

他にも調べてみると、このWikipediaのように、箸の上に偶然尻もちを突いてしまった…というものもあれば、姫が悲しみのあまり、自分で突き刺した…と書かれているものもあり…(;´・ω・)

どちらにしても、想像するだけでも、怖いお話ですね💦

 

いずれにせよ、このエピソードが元で、この古墳は「箸墓」と呼ばれているそうです(・_・;)コワスギル…

 

 

また、卑弥呼のお墓…ではないかと言われている理由としては…

 

最新の研究結果により、箸墓古墳の築造時期が240~260年頃…とされ、卑弥呼が亡くなったと言われている248年頃と年代が合うことや、

大型の定型化した前方後円墳としては最古のものであり、大王級の墓であること…などが根拠となっているようです。

箸墓古墳

さらに、古事記にも日本書紀にも、邪馬台国や卑弥呼に関する記述がないこと…などからも、確定的な要素がないため、いろんな説が出てきやすい環境であることもあります。


私個人としては、「邪馬台国は九州にあった派」ではあるのですが、箸墓古墳を眺めていると、いろんな想像が膨らみ、とても楽しいです。

 

そして最近では、橿原考古学研究所が、宮内庁の許可のもと、物質を透過する宇宙線「ミューオン」を利用して、内部の様子を探っているそうなので、新たな研究結果が待ち遠しいですね(*'▽')✨ 

 「箸墓古墳」についてはコチラ 

 

箸墓古墳(大市墓)へのアクセスは…

公共交通機関では、JR桜井線(万葉まほろば線)巻向駅より徒歩16分。

 

車の場合は、京奈和自動車道・橿原北IC下車、約13分。

無料駐車場があります☟

箸墓古墳

箸墓古墳の南側にある駐車場

 

名物「三輪そうめん」の老舗「三輪山本」

さて、箸墓古墳を散策してお腹が空いてきたので、国道169号線の向かい側にある「三輪山本」にレッツゴーします( ̄▽ ̄)♬

 

地元名物の「三輪そうめん」で、腹ごしらえをしましょう。

三輪山本

三輪そうめんの老舗「三輪山本」

 

この「三輪山本」は、創業300年の三輪そうめんの老舗です。

クマ子はその昔、テレビでよく「三輪そうめん、や・ま・も・と~♪」という歌が流れるCMを聞きながら育ちました(地元ネタ・笑)。


近所のスーパーにも、三輪そうめんはたくさん売られているし、頂き物でもよくもらうことがあるし…で、正直クマ子にとって、そうめんは「夏休みのお昼ご飯」的な感覚であり、ご馳走ではないのです(・ω・)


なので、友達としめし合わせて出かけない限り、行くことはなかったでしょう(;^ω^)

三輪山本

「三輪山本」直売所の外観


店舗は、広大な敷地にある、キレイな建物です。

三輪山本

直売売り場の様子

 

「三輪山本・お食事処」では、3人で、バラバラのメニューを頼みました。

三種類のにゅうめん

手前右・にゅうめん 880円(税込)

手前左・ゆば山菜にゅうめん 1210円(税込)

奥・雲丹・帆立にゅうめん 1265円(税込)

 

三輪山本

サイドメニューとして頼んだ 柿の葉寿司(さば2個)

 

ちなみにクマ子は、柿の葉寿司は「サバ派」です( ̄▽ ̄)♬(サイドメニューの柿の葉寿司は、税込440円)

※クマ子が行ったのが3月だったので、にゅうめんでしたが、夏は冷やしそうめんをいただくことができます。

 

そうめんに、このお値段を払うのは、勇気がいりましたが、その甲斐あって、とても美味しくいただくことができました✨

自分の中で、そうめんのヒエラルキーが少し上昇した一日となりました(*''ω''*)

「三輪山本」についてはコチラ 

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m