以前、奈良県桜井市にある大神神社のご神体山である三輪山にご登拝したときの様子を記事にしました☟
この時、ご紹介したエリアは、大神神社全体から見ると北側に当たり、薬の神様として知られ、三輪の神様の荒魂(あらたま)を祀る摂社である、狭井(さい)神社が中心でした。
今回は、大神神社の中心部へと向かう二の鳥居から拝殿までをご紹介します(やっと・笑)。
今回ご紹介するのは、赤丸のエリアです☝
(訪問日:2020年3月9日)
日本最古の神社と言われる大神神社とは?
本殿はなく、奥津・中津・磐座を神の依代としていて、ご神体である三輪山を拝む古来の信仰形態を現在も継承しています。
三輪山の標高は467mとなだらかですが、それでも山なので、なかなか大鳥居と一緒に写真に収めるのは難しいです💦
という訳で…公式パンフレットから拝借させていただきました☟
写真下部の真ん中に写っている大鳥居は、高さ32.2m。
一車線の道路が下を通る堂々とした大きさです(*'▽')
その鳥居を持ってしても、大きな大きなご神体ですね✨
古事記や日本書紀にも、大国主神(オオクニヌシノカミ)が自らの魂を大物主大神(オオモノヌシノオオカミ)の名で三輪山に鎮めたことが記されています。
そして、このご祭神である大物主大神は国造りの神であり、農・工・商業すべての産業開発・方除(ほうよけ)・医薬・造酒等・治病・交通・航海・縁結び等、人間生活全般の守護神であるといわれています。
<公式パンフレットより一部引用>
ご祭神は大物主大神ですが、配祀神は大巳貴神(オオナムチノカミ・大物主大神の別名でもある)と少彦名神(スクナヒコナノカミ)。
古事記に詳しい方ならお馴染みの、そうそうたるメンバーです。
そのため、とにかくいろんなご利益がある、スーパーパワースポットであるといわれています❣
また、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が亡くなる前に、遠く離れた土地から故郷を思って詠んだ和歌といわれているのが…
「やまとはくにのまほろば たたなづく青がき 山ごもれる大和しうるはし」
という有名な歌。
これは、三輪山を中心とした辺りを詠んだといわれています。
まさに、大和朝廷の始まりの地なのです✨
現在は、静かな土地ですが、当時は大和川を中心とした交易の中心地であったため交易が盛んで、たいへん賑わった場所である海拓榴市(つばいち)が近くにあります☟
《大神神社情報 》
所在地 〒633-0001 奈良県桜井市大字三輪1422
電話番号 0744-42-6633
ご祈祷受付時間 9時~17時
公共交通機関でのアクセスは、JR桜井線(万葉まほろば線)三輪駅より徒歩5分。
また、4ヶ所の無料駐車場が整備されており、約320台停めることができます(初詣の際は、満車になるので、公共交通機関をお使いください)。
堂々とした二の鳥居から参道を歩く
では、二の鳥居から参道を歩いて行きましょう♪
杉の木が生い茂る静かな雰囲気の参道です。
そもそも古来より三輪山の中心をなすものは古杉で「みわの神杉」と称えられて有名です。
古くは、清少納言の『枕草子』の中にも「やしろはすぎの御社(みやしろ)、しるしやあらむとをかし」と記されています。
距離は、歩くのが苦になるほどではありません。
拝殿に向かって、自分の気持ちを落ち着かせつつ歩くのにちょうどいい長さだと感じました✨
手水舎の手前、左側に「祓戸(はらえど)神社」があります(*'▽')
諸々の罪・穢れを祓う神社です。
神社の参拝は何よりも清浄を期すことが大切で、身体と心を祓い清めてくださるように祀られています。
このため、心身ともに清らかになって参拝するために、最初にこの神社に参拝するといい…と公式サイトにも書かれています。
さて、手水舎に着きました🎵
正面には、こんなしめ縄も…
拝殿がご立派です(*'▽')♬
ここまで来ると、ワクワクが止まりません( ̄▽ ̄)ノ
《参考文献》
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※大神神社公式パンフレット
まとめ
大神神社の中心部にあたる、二の鳥居から拝殿までをご紹介しました。
日本最古といわれる由緒正しい神社で、杉の木の参道がとても心地よいです✨
次回は、いよいよ拝殿と三ツ鳥居を、ご紹介したいと思います(・ω・)ノ
※新型コロナウィルス感染拡大防止のための全国緊急事態宣言に伴い、大神神社でも、三ツ鳥居拝観やご登拝の停止等があります。
詳細は、コチラでご確認ください☟
※当記事は、緊急事態宣言の間のお出かけを促すものではありません。
コロナウィルスの事態が終息後、ご参拝ください。
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>