今回でようやく、大神神社シリーズ最終回になります💦
奈良県桜井市にある大和国一ノ宮・大神神社の玄関にあたる、大鳥居周辺をご紹介したいと思います。
今回の記事のエリアは、赤で囲まれたエリアになります☟
よろしければぜひ、最後までお付き合いください<(_ _;)>
「おんぱら祭」で有名な綱越神社
大神神社の入口である大鳥居から、東へすぐのところに、摂社・綱越(つなこし)神社があります。
この神社は「おんぱら祭」という、とても有名なお祭りで知られています。
ご祭神は「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」。
大神神社にきて、一番最初に参拝するといいと言われている、手水舎近くの「祓戸神社」と、同じご祭神です。
「祓戸神社」については、こちらをご覧ください☟
この綱越神社の「おんぱら祭」は、毎年7月30日と31日に、無病息災を願ってとり行われるお祭です。
「夏越(なごし)の大祓」と言われることから、「綱越(つなこし)神社」の名前も「なごし」から訛ったものではないかと考えられています。
「おんぱら祭」の名前も「大祓(おおはらい)」が訛ったものと言われ、地元では「おんぱらさん」として知られている夏まつりです。
花火や露店・音楽隊など…大変盛り上がるお祭です(ただし、コロナ対策で、今年とり行われるかどうかは今のところ未定です)。
※誤解がないように言っておきますと、大神神社拝殿前でも「夏越の大祓」が6月30日にとり行われますが、今年は参列は中止と決定しています。
こじんまりとした摂社ですが、とても落ち着く空間です。
出口にあたる場所には、またしても小さなサイズの縄鳥居。
とても可愛いですね(´艸`*)
どこにあるのかわからない?一の鳥居
さて、大神神社の鳥居と言えば、真っ先に目を惹くのが、国道169号線沿いにある「大鳥居」です☟
この大鳥居をくぐり、そのまま歩き、JR三輪駅の横の踏切を越え…☟
しばらく歩くとたどり着くこの鳥居は…☟
ここから杉の木が植えられている参道に入っていき、大神神社の中心である拝殿に到着するので、これが、一の鳥居だと思われている方も多いかもしれません。
…が、実はこれは、二の鳥居なのです💦
二の鳥居から拝殿までの、参道の様子はコチラ☟
では、一の鳥居は?
…存在しないのでしょうか💧
実は、先ほどご紹介した「綱越神社」から東に、徒歩2分のところに…☟
心持ち、ひっそりと佇んでいます。
これが、大神神社の一の鳥居。
大きくて、どっしりとした風格のある鳥居ですね。
なんだか、年月の重みを感じます✨
この、鳥居奥には、小さな橋もありますね☟
このまま、先へと歩いて行くと、二の鳥居に到着します。
一の鳥居に関しては詳しくはコチラをご覧ください☟
※奈良の名所を検索するとよく上位に表示される桜井市三輪の料理旅館「大正楼」さんのブログです。説明が詳しくて、写真も多くとてもわかりやすい。よく参考にさせていただいています✨
ではなぜ、こんなにも一の鳥居が目立たなくなったかと言うと…
どこから見ても一目瞭然の大鳥居
それは、先ほどご紹介した「大鳥居」が建てられたからです。
高さは32.2m。
大鳥居の下を、車で対向して走ることができます☟
近くまで歩いて行くと、ますます大きい…💦
この大鳥居の存在感が凄すぎて、一の鳥居を見つけられない方もいるかもしれません…
下から見上げると、自分の首の角度に驚きます(゚∀゚)
この耐久性鋼板で作られた大鳥居は、さすがに昔からここにあるわけではなく、昭和天皇のご親拝記念として昭和61年に建てられています。
使われている素材の耐久年数は、1300年だとか(;´∀`)
三輪の銘菓「みむろ最中」
この大鳥居のふもと、南側にあるのが「白玉屋榮壽(しらたまやえいじゅ)」さんの本店。
ここのお店は「みむろ最中」のみを取り扱っています。
その味は、1884年の創業時から代々受け継がれ、昭和天皇と現上皇陛下にも献上されています。
最中の皮が、時間が経ってもとても香ばしい❣
お上品なあんこが、ぎっしり詰まっています✨
桜井市民のみならず、奈良県民にも愛される、とてもおいしい最中です(´艸`*)
この「みむろ最中」は、通常は「白玉屋榮壽」の各店舗でしか販売されていません。
また、通販での販売もありません💦
ですが、桜井市のふるさと納税でチョイスすることができます❕
ちなみに、大鳥居のふもとにある本店には、茶寮も併設されていて、お抹茶と、夏はくずきり・冬は栗善哉をいただくことができます(*'▽')
《店舗情報》
「白玉屋榮壽・本店」
〒633-0001 奈良県桜井市三輪 三輪明神大鳥居前
電話番号 0744-43-3668
営業時間 8時から19時まで
茶寮【本店併設和風喫茶】営業時間 10時から18時まで
定休日 毎週月曜日 第3週のみ月曜・火曜連休
《参考文献》
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【送料無料】 大神神社 日本の古社 / 三好和義 【全集・双書】 価格:3,080円 |
※大神神社公式パンフレット
まとめ
鳥居と言えば、最後にもう一つ。
拝殿と、禁足地であるご神体山の間に、結界として「三ツ鳥居」が設けられています。
この、とても重要な鳥居である「三ツ鳥居」については、コチラをご覧ください☟
また、大神神社へのアクセスについてはコチラ☟
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、引き続き、祈祷や行事への参加などに制限があります。
参拝される際には、大神神社公式ホームページをご確認の上、おでかけください☟
大神神社「新型コロナウィルスに関するお知らせ」についてはコチラ
本当は、もっとスッキリと纏めようとしたのですが、この大神神社シリーズ(笑)、全部で5回になってしまいました💦
でも、ブログを書いているうちに、いろいろなことを知り、どんどん楽しくなってきて、何度か写真を撮り直しに足を運び(運動不足解消になりました💧)、参考文献も増えました。
実は、ご紹介していない有名な摂社がまだあるのですが、そちらは「山の辺の道シリーズ(笑)」の中で、ご紹介したいと思います(;^ω^)
長いシリーズにお付き合いいただき、本当にありがとうございました(*‘ω‘ *)