kumakuma blog   クマ子の奈良歩き

奈良県の観光やお役立ち情報を発信していきます(*'▽')

どこか懐かしい風景・明日香村「稲渕の棚田」と「案山子ロード」

2020年は「コロナ・コロナ…」で、予定されていたイベントは、中止になっているところが多いですよね( ;∀;)

何だか寂しいなぁ…と思って、去年の写真ホルダーを眺めていたら、そのうち記事にしよう…と思っていた写真が出てきました(;^ω^)

 

それは、奈良県明日香村の「稲渕の棚田」として有名なあたりで、毎年開催されている「案山子ロード」の写真でした。

稲渕の棚田

2019年 案山子ロード


この記事の写真は昨年(2019年)のものなのですが、今の時点で見て感慨深いものも発見したので、記事にしてみようと思います(;^ω^)

 

ちなみに、この「案山子ロード」は、今年も開催されるそうです(2020年9月12日~11月5日)

 

  

「稲渕の棚田」とは

飛鳥時代の遺跡や古墳・寺社などがたくさん点在し、観光スポットとして有名な奈良県明日香村。

 

明日香村についてはコチラ☟ 

www.norikuma2.com

 

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「稲渕の棚田」は、明日香村の石舞台古墳から2kmほど南にいくとあります。

「稲渕の棚田」についてはコチラ

 

「日本の棚田百選」にも選ばれている、懐かしい気持ちがする心和む風景。

稲渕の棚田

稲渕の棚田

稲渕の棚田

稲渕の棚田


稲作文化をもって大和朝廷は誕生し、勢力を伸ばしていきました。

そんな我々日本人にとっては、美しい田畑の風景は時を経ても、心に染みるものなのかもしれません。

稲渕の棚田

いろんな方向から見ていくと新たな発見がある美しい棚田


どの季節にいっても美しい場所ですが、中でも、彼岸花の季節はことのほか美しいと有名で、多数の観光客が訪れます。


そのため、棚田の前の県道沿いには、真新しいトイレやベンチも作られています。

稲渕の棚田

稲渕の棚田前のトイレ


特に、駐車場というものはなく、路肩に車を停めて棚田に向かう人も多いですが、いかんせん停める場所は限られていて、彼岸花シーズンには、この付近に車を停めるのは難しいと思います。

最寄りの駐車場は、公式には、石舞台古墳のところです。


石舞台古墳からは、徒歩30分ほどかかりますが、途中の道のりには、日本では珍しいピラミッド古墳といわれている「都塚古墳」や飛鳥の奇石で知られる「マラ石」「飛鳥稲淵宮殿跡」などの見どころも点在するので、のんびりと散策されることもおすすめです。

都塚古墳
マラ石
都塚古墳(左)とマラ石(右)

 

「案山子ロード」2019年の作品

さて、新設されたトイレのところから南に歩いて行きます。

 

橋のところに、何やらぶら下がっていますね。

稲渕の棚田

これは「男綱(おづな)」です。

稲渕の棚田

男綱


これが、何を表しているのかは、クマくまポリシー違反(笑)になるので説明は控えますが、少し補足すると「男綱」があるから、やはり「女綱(めづな)」が、ここから5kmほど南のところにあります。

明日香村では、男女和合を表す奇石や行事などが、多数残っています。

この2つの綱もその名残で、五穀豊穣などを祈願して設置されたのでしょう。

 

ちなみに「女綱」の方には、私は行っていないのですが、写真で見ると、う~ん…なんだかな~微妙な形になっています(;´・ω・)

興味のある方は、下にグーグルマップの「女綱」のところへのリンクを貼ってありますのでをクリックして、「すべての写真」のところを見てみてください(;・∀・)

女綱はこちら

 

    稲渕の棚田

 

そのまま、男綱を上に見ながら橋を渡り、棚田の方に向かうと「案山子ロード」が見えてきます。

稲渕の棚田

棚田と案山子

 

稲渕の棚田

興福寺国宝館収蔵の「阿修羅像」

 

出品されている案山子は、普遍的なテーマのものもありますが、時事的なテーマのものも多く…

稲渕の棚田

あっ❕と思っちゃいますね(笑)

 

稲渕の棚田

プロゴルファーの渋野日向子さん

 

稲渕の棚田

2020年のオリンピックですね…

この写真…☝

今見ると何だか空しい…;つД`)

稲渕の棚田

もしかして⁈

 

これは、見た瞬間「もしや、男綱⁈」かと思ったのですが…(笑)。

 

「イトカワ」って書いてある~

はやぶさが、その微粒子を持ち帰った小惑星のことだったんですね(;^ω^)ハハ…

 

2019年のジャンボ案山子は「チコちゃん」

稲渕の棚田

チコちゃん

 

ああ、今年はこんなこともあったな、あんなこともあったな…と思いながら見れるので、見ていてとても楽しいです。 

稲渕の棚田

令和おじさん

 

去年の今頃は、まさかこのお方がソーリになられるとは、夢にも思いませんでしたね(・_・;)

 

 

この「稲渕の棚田」は、彼岸花のメッカなのですが、行った時期(2019年9月17日)が悪かったのか、花はこんな状態でした。

稲渕の棚田
稲渕の棚田
見ごろが過ぎてしまっている彼岸花

稲渕の棚田

黄色い彼岸花も


飛鳥観光協会のホームページで、彼岸花の見ごろ情報を見ることができますので、行かれる前には、チェックしてみてくださいね。

明日香村彼岸花開花情報はこちら

 

別のルートでも「稲渕の棚田」にたどり着きます

さて「稲渕の棚田」へ行くには、飛鳥の石舞台古墳周辺から行くのが一般的ではありますが…

 

実は私は、この日は「稲渕の棚田」の前に、桜井市の談山神社に行っていました☟ 

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談山神社へは、行きは桜井市内から多武峰へ向かうルートで行ったのですが、帰りは違う道を通ってみようと思い、談山神社から明日香村へと抜けるルートへ☟

 

想像していたより道も広く、とても走りやすく、途中の景色も素晴らしい✨

多武峰見瀬線
多武峰見瀬線
談山神社から稲渕の棚田へ向かう途中で

 

そして、信号もないので、10分ほどであっという間に到着しました。

 

思えば、談山神社には、中大兄皇子(天智天皇)に仕えて、藤原氏の開祖となった中臣鎌足が祀られています。

山を一つ隔てているので遠く感じますが、古代から飛鳥と多武峰付近は、繋がりが深かったのでしょうね。


そんなことに思いを馳せながら走れるこのルート、クマ子のおすすめドライブコースです。

 

2019年彼岸花の写真を集めてみました

さて「稲渕の棚田」訪問時期が微妙だったため、彼岸花の写真が不完全燃焼になってしまいましたので…

2019に、奈良県内の他の場所で撮った彼岸花の写真を貼ります。

 

広陵町の馬見丘陵公園にて☟

馬見丘陵公園

馬見丘陵公園

微妙に見ごろを過ぎています💦

 

見ごろの時に行けば、白と赤の彼岸花のコントラストが、キレイだったのになぁ…(*´з`)

 

馬見丘陵公園についてはコチラ☟

www.norikuma2.com

 

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奈良市の薬師寺にて☟

薬師寺

玄奘三蔵院伽藍の塀の辺りに咲く彼岸花

 

薬師寺についてはコチラ☟ 

www.norikuma2.com

 

この年は、彼岸花の見ごろとは、あまり縁がありませんでした💦

やっぱり、ちゃんと開花情報を確認してから行く方が確実ですね(;^ω^)

 

 

《参考文献》 

 

まとめ

昨年の「案山子ロード」の写真を見返してみて、令和おじさんはソーリだった…ということが、自分の中で衝撃だったので、あやうく埋もれてしまう予定だった記事を書くことができました(笑)。

稲渕の棚田

「稲渕の棚田」看板

 

コロナ禍ではありますが、今年も案山子の展示はされるそうなので、お近くに行かれる際にはぜひ訪れてみてください(例年行われている「飛鳥 光の回廊」「彼岸花祭り」は中止になっています)

 

尚、例年行われている「案山子コンテスト」の方は、現地での投票に加えて、オンライン投票も受付されるそうです。

明日香村「案山子ロード」についてはコチラ

 

 

ちなみに、2020年のジャンボ案山子に選ばれているのは「バカ殿様」

稲渕の棚田

2020年ジャンボ案山子「バカ殿様」

「飛鳥観光協会HPより画像を引用させていただきました」

 

やっぱり今でも、見ていると泣けてきます(>_<)

 

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m