以前から、このブログで度々言及していた「奈良まほろばソムリエ検定奈良通一級」に無事合格いたしました♪
そして過日、ようやく、正式な合格証が届きました☟
ですが、この結果に持っていくまでに、けっこう苦戦してしまったので、気が早いのですが、忘れないうちに、来年以降受験される方のためにも、勉強の秘訣を書き記しておこうと思います(クマ子は忘却の生き物なのです…)。
…と、その前に…
今年の初詣は、まほろば検定一級の特別問題で出題された「唐招提寺」に、勉強とおさらいも兼ねて、行ってまいりました。
そしてその時に、唐招提寺のお隣にある、薬師寺の東塔の覆屋が完全に外されていたので、写真に収めてきました♪
東塔は、薬師寺創建時から現存する唯一の建造物ですが、10年前から解体修理が行われていて、その間は覆屋で覆われて、全く姿を見ることが出来ませんでした(T_T)
ものごころがついてからというもの、西ノ京の辺りを通る度に、当たり前のようにあった東塔と西塔の並び立つ姿が見れないことを本当に寂しく思っていたので、嬉しくて嬉しくてルンルンで行ってまいりました(笑)。
定番の撮影ポイントである、大池の畔から撮影しました。
スマホで望遠、なのでお粗末ですが…(奥が東塔です)
さすがにそろそろ、ちゃんとしたカメラが欲しい…( ;∀;)
…で、気を取り直して、夜にも撮影(右側が東塔です)☟
1300年前から、この地で人々を見つめ続けてきた東塔の姿が、やっと戻ってきました!
落慶法要は、今年・令和2年5月1日~10日の予定で、令和3年1月17日までの間、東塔内陣を見学できるそうです♪
今から楽しみです(*'▽')
では、本題に入ります!
2020年奈良まほろばソムリエ検定奈良通一級の会場の様子
今回の受験会場は、昨年に引き続き、天理大学杣之内キャンパスでした。
二級は午前中の受験でしたが、一級は午後の日程で、13時40分集合・14時~15時半まででした。
朝のうちにも、最後の詰め込みができますが、試験が終わってしまうと一日が潰れてしまうような日程ですね(;^ω^)
二級受験の時のこと☟
駐車場はありません。
近鉄&JR天理駅から、徒歩30分。
試験当日は、天理駅からの臨時バスが出ていました。
天理大学の写真を撮り忘れてしまったので、この一枚しかありません…。
脳ミソがパンパンになっていて、それどころではなかったのがよくわかります( ;∀;)
会場を見渡したところ、私よりも年配の方が半分以上おられるように思いました。
私も頑張らねば…。
試験開始から30分経過すると、回答用紙を提出して、いつでも帰ることができます。
全100問のマークシート問題・しかも暗記物のテストなので、出された問題の内容を覚えていなければ、時間のかけようもないので、途中退出者は多かったです。
実際私も、55分ほどで退出しました。
また、問題用紙は持ち帰ることができます。
2020年奈良まほろばソムリエ検定奈良通一級問題の分析
さて、今回出題された問題ですが…
(クマ子調べ。数え間違いなどはご容赦願います)
まずは、全100問のうち、特別問題の10問を省いた計90問について。
そのうち、第1回検定から第13回までの過去問から出題されたのは、58問(内容が微妙に変化しているものも含む)。
実に、6割以上が過去問からの出題です。
1級及び2級の合格点は70点以上ですから、過去問を完全にマスターすれば、限りなく合格に近づく…ということになります。
残りの32問は、初めて出題された問題でした。
そのうち、11月に開催された「奈良通1級用の認定支援セミナー」で、先生方が「ここは、重要です」とか「出題されるかも??しれません」と仰った内容の問題は、8問でした(この8問には本当に救われました。セミナーに行っていなければ、私は全問不正解でした)。
そして、特別問題の10問のうち9問について。
セミナーで練習問題として、配布されたものをマスターしていれば解ける問題でした。
1問は、もう少し踏み込んだ内容でした。
つまり…
過去問58問+セミナーで指摘があった問題8問+特別問題9問=75問
となり、過去問とセミナーを足すと、単純計算では「合格」となります…。
なので、受講料は6600円かかりますが、奈良通1級用の認定支援セミナーは受講することを、クマ子はおすすめします。
「奈良通1級用の認定支援セミナー」についてはコチラ☟
そして、これは私の感覚なので参考になるかどうかはよくわかりませんが、本当に見たことのない(おそらくテキスト外)の問題が、16問ほどありました。
家に帰って、正解を見つけるためにググっても、中には、なかなか出てこないものも…。
2級では、そこまでの難問はなかったので、やはり1級は難易度が違うと思いましたΣ(゚Д゚)
公式のテキストだけでも、そうとう分厚く、全部を覚えるのはとても無理…。
そんな中で、テキスト外…なんて、どう手をつけていいかわかりませんよね?
私もそうだったのですが、それでも何問かは正解することが出来たのには、ちょっとした秘訣があります。
①過去問をやった時、めんどうでも一問ずつ疑問点を解消し、写真を見つけたり、地図を確認したりして、視覚で頭に入れました。
②最後のまとめは、紙にとことん手書きしました。
パソコンやスマホばかり使い、普段から字を書くことはめっきり減りましたが、自分の手を動かすと、キーボードを叩くより記憶に入りやすかったです。
久しぶりに、ペンだこができました(;・∀・)
③奈良通1級受験のための体験学習プログラムへの参加も大きかったと思います。
この時、同行してくださっていたソムリエの方々から、試験の対策も含めいろんなお話を聞けたことも、とても参考になりました☟
④そして何より、このブログです!
もともと、奈良まほろばソムリエ検定受験のための覚え書きにしようと思って、訪ねた場所を書き留めるために始めたブログでしたが、いつの間にか、はてなの読者の方との交流に励まされ、思った以上に楽しく勉強することができました。
また、公開するからにはいい加減なことは書けない…と思い、とことん調べる癖がついたのも、よかったと思います。
このブログをやっていなかったら、1級合格は無理だったかも…と思っています。
☟ちなみに、去年の第13回の過去問例はこんな感じでした。
①次の山のうち、山頂の標高が一番低いのはどれか。
ア.若草山 イ.信貴山 ウ.耳成山 エ.高取山
②奈良県には春日造の本殿を持つ神社が多いが、次のうち春日造でない本殿はどれか。
ア.率川神社本殿 イ.長尾神社本殿 ウ.龍穴神社本殿 エ.高鴨神社本殿
③『万葉集』に見える奈良県内の地名のうち、奈良市内の地名が占めるおおよその割合はどれか。
ア.約3分の1 イ.約4分の1 ウ.約5分の1 エ.約6分の1
(答え:①ウ ②エ ③イ)
終わりに…
今年は想像していた以上に、バタバタしながら勉強することになってしまいましたが、おかげさまで何とか無事クリアできました(;^ω^)
結果的に、ここ数年は70%ほどだった合格率が、約58%に落ちていたので、今年の検定は難しかったようです。
この結果からも「奈良通1級用の認定支援セミナー」受講は必須!と言えそうです(別に、商工会議所の回し者ではございません・笑)。
例年のことながら、奈良まほろばソムリエ検定は1月の成人の日前後の3連休の間に試験があるので、年末年始など忙しい時期に勉強しないといけないことがネックとなっています。
この時期に、自分の予定と勉強時間を上手くはめ込むことができるかどうか、が合格するためのポイントの一つとなります。
かくいう私も来年は、最上級のソムリエに挑戦!となります。
今までと違い、合格率は約3割強・マークシートは25問で、残りは記述式…と内容も格段に難しくなります(/_;)
次回こそバタバタしないよう計画的に、そしてこのブログで、奈良のことをもっともっと勉強していきたいと思っております('ω')ノ
尚、別ブログ「クマ子の卒母DAIRY」の最新記事では、クマ子がクマ子たる由縁の、ウチのクマさん達が登場しています(笑)。
ほとんど写真ばかりの記事で、すぐに読めて癒され度はバツグンですので、連休疲れの方に、チラ見していただければ幸いです☟
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>
本年もどうぞよろしくお願いします(*'▽')