そもそも、私クマ子が、奈良歩きブログを始めたきっかけが「奈良まほろばソムリエ検定」です。
学生の時から歴史が好きだったのですが、仕事をしながらの子育ての間はそれどころではなく、自分が歴史に興味があったことも忘れていたほどでした。
でも、息子が就職・独立してから、自分に少しずつ余裕が生まれてきて…
そんな時に「奈良まほろばソムリエ検定」の存在を知りました。
全国的には、かなりマイナーな資格なんですけどね(;^ω^)
- 奈良まほろばソムリエ検定とは?
- 奈良通2級は、どんな問題が出題されるのか?
- 奈良通2級受験の申し込み&勉強を始める
- 決め手となった勉強方法
- 奈良まほろば検定奈良通2級受験日(2019年1月13日)の様子
- 奈良まほろば検定奈良通2級合格
- まとめ
奈良まほろばソムリエ検定とは?
奈良ファンや奈良に精通している方々を認定するための検定です。
価値ある観光資源を持つ奈良をより多くの人に理解していただく一方、奈良を訪れる
皆さんに、そのすばらしさを伝えることができる人材の育成を目指します。
奈良商工会議所主催の検定で、毎年1回実施(奈良会場と東京会場)されます。
《受験資格》
指定される会場で受験可能であれば、学歴・年齢・性別・国籍等の制限はありません。
しかし…
・奈良通1級を受験するためには
⇒「奈良通2級」合格者で、なおかつ指定の体験学習を受講する必要があります。
・奈良まほろばソムリエを受験するためには
⇒「奈良通1級」合格者であることが条件です。
つまり…
「奈良まほろばソムリエ」になるためには、一年に一度行われる検定を、2級→1級→まほろばソムリエ…の順に受験しないといけないので、一発で受かったとしても、最短で3年かかります。
ちなみに、上のランクに行けば行くほど、問題の難易度は増し、合格率は下がり、受験料は高くなります(汗)。
最上級の「奈良まほろばソムリエ」に至っては、小論文問題も付いてきて、合格率は約35%です(-_-;)
<奈良商工会議所パンフレットより一部抜粋>
まあ、「奈良まほろばソムリエ」の資格を取れたから…と言って、特に何?ということはないのですが…
奈良県の観光に関わる仕事がしたかったら、この資格があれば、多少箔がつきます…。
あと、県内の銀行とか、地元密着型のお仕事をされている方は取得される傾向があります。
意外なところでは、ウチの息子(職場は兵庫県尼崎市)の会社の先輩が「奈良まほろばソムリエ」を持っているそうです。
県外の方でも、奈良に興味をお持ちの方は受けておられるみたいですね。
ウチの息子は、その先輩に「実家が奈良だなんて、ええなぁ~」と言われたそう…(;'∀')
奈良通2級は、どんな問題が出題されるのか?
●奈良県の歴史や文化について
基本的な知識レベル
●公式テキスト内からおよそ
9割以上出題
マークシート択一式で、100点満点とし、70%以上の正解をもって合格とします。
奈良商工会議所が発行しているパンフレットには、このように記載されているのですが…
では、実際に、どんな問題が出るのかというと…
《過去問題例(第12回より)》
「奈良通2級」
①饅頭の祖神を祀る林神社が境内にある神社はどれか。
ア.柿本神社 イ.漢国神社 ウ.水谷神社 エ.赤穂神社
②古典文学作品のうち、執筆当時に盛んだった長谷寺詣の様子が描かれているのはどれか。
ア.『更級日記』 イ.『土佐日記』 ウ.『平家物語』 エ.『奥の細道』
③奈良市の奈良豆比古神社に伝わる国の重要無形民俗文化財指定の芸能はどれか。
ア.翁舞 イ.太鼓踊り ウ.蹴鞠 エ.田楽
<奈良商工会議所パンフレットより一部抜粋>
…いかがですか?
全問をすらすらと答えられたら、かなりのレベルです!
日本史の先生並みですね。
答え ①イ ②ア ③ア
ちなみに私は、勉強を始める前は、一問もわかりませんでした(汗)。
これは、えらいこっちゃ!と大慌てで勉強を開始することに…ヒエ~
奈良通2級受験の申し込み&勉強を始める
この時点で、既に本番(2019年1月13日)まで2か月を切っていました。
焦る焦る…
とりあえず、公式テキストを買わないことには、お話にならないので、いろんな本屋に行ったのですが…なかなか見つけられず…
実際あんまり、店舗には置いていません。
このテキストは、ネットショップで購入する方が無難かもしれません。
しかし、この本は「クマ子の奈良歩き」ブログでも、参考文献としてものすごく役に立ってくれています。
特に、奈良の史跡や名所を、地域ごとに扱っているページは、本当に重宝しています。
ただし、古墳と仏像の説明のページを勉強する時は、気が遠くなって、よく瞼が重くなりました(笑)。
たとえば古墳なら「葛城」という地域のページだけで、18個もあります。
「巨勢山古墳群」「宮山古墳」「水泥古墳」「新宮山古墳」「屋敷山古墳」…と続きます。
全部数えてみたら、この本には古墳の項目が80個ありました(´゚д゚`)ヒー
私にとっては、古墳って、特徴をつかみにくいので、覚えにくいんですよね。
そして仏像については、「釈迦如来立像」とか「不空羂索観音立像」とか「執金剛神立像」とか…漢字の羅列が覚えられな~い(+_+)ところに加えて、
実際の問題では、その仏像が「木造」か「塑造」なのか「乾漆造」はたまた「鋳造」「銅造」…と言った、製造方法まで問われるのです…。
確かに、製造方法によって年代が特定されたりするので、大事なのはわかるのですが…。
知らんがな…( ̄▽ ̄;)
覚えられないなら、受験をやめればいいのに、受けようとしています…
クマ子のドM疑惑再来(笑)。
決め手となった勉強方法
学生の頃ならいざ知らず、自分の子どもが巣立っていったような歳になっている今では、覚えるだけでは頭に入らず、寝たら忘れる…状態です。
記憶力は各段に落ちています。
なので
・神社仏閣、遺跡・古墳・施設など…知らないものが出てきたら、面倒だけど一つ一つグーグルマップで場所を確認するようにし、視覚的・立体的に覚えるようにしました。
・出来るだけ、記憶に残すために、写真や画像も閲覧しました。文字より画像の方が、記憶に残りやすいので。特に仏像は、種類も多く名前もややこしいものが多いので、効果的でした。
・さらに記憶に留めるために、近場で行ける範囲の名所等には、実際に足を延ばすように心がけました。「体験」も記憶に残りやすいからです。
また、毎年変わる《特集問題》というのが、全100問のうち10問出題されるのですが、奈良通2級は今回のテーマは「薬師寺」でした。
個人的に、薬師寺は大好きなお寺なので、喜んで出掛けましたが、実際に「足を運んで」「自分の目で見た」ので、しっかり頭に入りました。
調べる・実際に見に行く…
手間に感じますが、忘れてしまって、また覚えなおすことを思うと、私にとっては効率がよかったです。
その後は、ひたすら過去問(奈良商工会議所のホームページにアクセスすると見ることが出来ます)に挑戦!
最初のうちは、なかなか合格ラインに達しませんでしたが…
とりあえず、間違えた問題の内容は必ず覚えること、またテキストで内容を必ず確認することを心がけながら、回数を遡ってどんどん問題を解いていきました。
そして…5年分くらいの過去問をやった時点で、同じ問題が繰り返し出ているのが、いくつかあることに気づきました。
そのあたりを頭に入れつつ、続けていくと、7年分くらいやった時点で、安定して合格ラインの点数が取れるようになりました。
さらに、10年分くらいやると、ほぼ95点くらいは取れるようになりました。
( ´Д`)=3 フゥ
奈良まほろば検定奈良通2級受験日(2019年1月13日)の様子
今回の受験会場は、天理大学杣之内キャンパスでした。
やはり、こういう会場に来ると、気が引き締まります。
駐車場はありませんので時間に余裕を持って、電車・バスを使うか、車で家族・友人等に送迎してもらう手段を取ってください。
ちなみに私は、実家に帰ってきていた息子に送ってもらったのですが、運転怖くて?予習どころではありませんでした(;^ω^)ハハハ
試験時間は90分ですが、制限時間内に回答用紙を提出して帰ることができます。
奈良通2級に関して言えば、出題はオールマークシートで90分もかからないので、途中退出して帰られる方が多かったです(私も帰りました)。
問題用紙の持ち帰りもOKだったので、家に帰って自己採点も出来ました。
この時は、まさかブログを始めることになるとは全く思っていなかったので、写真は全然撮っていません(;'∀')
奈良まほろば検定奈良通2級合格
なんだかんだ言っても、勉強した期間は実質1か月ほどでした。
なぜなら、受験日は1月中旬。
年末年始を挟み、さらに成人の日を含む三連休の時期です。
息子も帰省してきてバタバタし、思ったほど勉強の時間が取れず、直前の一週間は、だいぶ根詰めてやりました。
受験される方は、そのあたりのカレンダーを十分確認してから、お勉強の計画を立ててください。
でないと、私のようになります(笑)。
ですが、奈良通2級に関して言えば、ちゃんと過去問をやればクリア出来ると思います。
そして約一か月後…
結局、96点というスコアで合格することができました♪
まとめ
こんなふうに、趣味で始めた奈良まほろばソムリエ検定への挑戦。
第一段階の奈良通2級には合格しましたが、次のステップの奈良通1級を来年の1月12日に、受験します。すでに申し込みは済ませてしまいました。
そして、1級の過去問を見て…また、一問もわからん自分がいる~( ゚Д゚)ヒヤァ~
まるで去年の今頃の自分の姿を見ているようです。
歴史は繰り返す…(/・ω・)/
1級はテキスト外の問題も出るので、勉強方法がはっきりわからない…そこで、奈良商工会議所認定支援セミナーとやらに申し込みました。
また、1級受験のためには、体験学習プログラムにも参加要なので、そっちも行かないと(;・∀・)
来月くらいには、ぼちぼち受験に向けての勉強を始める予定です。
この「kumakuma blog クマ子の奈良歩き」は、今年の6月に開設しました。
当初は、どんなネタを書いていいかもよくわからず、とりあえず、雑記ブログでスタートしたのですが、
グーグル先生対策で、一つのテーマに絞った方がアドセンスに合格しやすい…という情報に踊らされ、なんとなく、奈良の観光案内的なブログで、今のところ落ち着いております。
まあ、未だグーグル先生には目をつけられている状態なので、アドセンスに合格できそうにもないんですが。
そして当初、奈良まほろば検定の勉強のための覚え書き…的な位置付けでスタートしたこのブログだったのですが、いつしか、奈良の名所に惹かれ、歴史に魅かれ、そしてブログを書く楽しさに目覚め、はてなの皆さんの優しさに励まされ…
今では、始めてみて本当によかったブログになっています♪
また、奈良の名所歩きは、子育て+仕事で余裕がなかった私に、青空や小さな花や夕陽の美しさなど、今まで目に留めたことがないような、それでいて大切なことをたくさん教えてくれました。
卒母して、ちょっと寂しかったけれど…これも神様がくれたご褒美だと思って、これからも、このブログを書き続けていきたいと思います。
また今後は、今まで下書きに戻していた他の記事も、リライトしたり再投稿したりする予定です。
お時間のある時に、またのぞいていただければ幸いです。
※現在、奈良まほろばソムリエ検定奈良通一級に向けて勉強中です!
奈良まほろばソムリエ検定体験プログラム参加時の様子はコチラ☟
奈良まほろばソムリエ検定奈良通一級認定セミナー参加時の様子はコチラ☟
奈良まほろばソムリエ検定奈良通一級は、テキスト外の内容も出題されます!
☟さらに、奈良県のことを知る参考書にどうぞ
また、2020年奈良まほろばソムリエ検定奈良通一級の特別問題は「唐招提寺」です。
おすすめ本はコチラ☟
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その後、2020年1月12日に実施された検定で「奈良まほろばソムリエ検定奈良通一級」に合格しました☟
一級受験のための認定支援セミナーの様子はコチラ☟
また、奈良通一級受験のための体験学習プログラムについて☟
「体験学習プログラム」があまりに楽しかったので、 その様子をアップしました☟
最後までお読みいただきありがとうございました<(_ _)>